3月14日に公開される映画『Four Daughters フォー・ドーターズ』の本予告とポスタービジュアル、場面写真が公開された。
第76回カンヌ国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞に輝き、第96回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされるなど世界の映画祭で20以上もの賞を獲得した本作。『皮膚を売った男』でアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされたカウテール・ベン・ハニアが監督を務めた。実話に基づき、ドキュメンタリーとフィクションを融合させた異例の手法で、2人の娘を「イスラム国（IS）」に奪われた母オルファと残された娘たちの軌跡を追う。
公開された予告編では、娘たちと向き合い、失われた時間を“再演”する母オルファ（本人）と、彼女を支えるヘンド・サブリーの姿が映し出される。娘を演じるヌール・カルイ、イシュラク・マタルらが本物の妹たちと共に家族の記憶を辿るシーンは、ドキュメンタリーの枠を超えた新たな映画体験へと視聴者を誘う。
あわせて公開されたポスタービジュアルには、4人の娘たちがベッドに寄り添って横たわる姿が描かれている。しかし、そこに写っているのは姉妹の親密な関係性だけではなく、喪失感と、取り戻せない時間。「大好きな姉たちが、消えた。」というコピーが、物語の痛ましさと深い感情を象徴する。場面写真では、母オルファと残された娘たちが俳優たちとともに、家族の記憶を紡ぎ直すシーンが切り取られている。
『Four Daughters フォー・ドーターズ』
出演：ヘンド・サブリ、オルファ・ハムルーニ、エヤ・シカウイ、テイシール・シカウイ、ヌール・カルイ、イシュラク・マタル、マージ・マストゥーラ
監督・脚本：カウテール・ベン・ハニア
撮影：ファルーク・ラリード
美術：ベッサム・マルズーク
編集：ジャン＝クリストフ・ハイム、クタイバ・バルハムジ、カウテール・ベン・ハニア
音楽：アミン・ブハファ
配給：イーニッド・フィルム
2023年／フランス、チュニジア、ドイツ、サウジアラビア／アラビア語／107分／1.85 : 1／カラー／原題：Les Filles d’Olfa／日本語字幕：橋本裕充／字幕監修：鷹木恵子
©2023, TANIT FILMS, CINETELEFILMS, TWENTY TWENTY VISION, RED SEA FILM FESTIVAL FOUNDATION, ZDF, JOUR2FÊTE
公式サイト：https://enidfilms.jp/fourdaughters
公式X（旧Twitter）：https://x.com/fourdaughtersJP
