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『Cloud クラウド』トロント国際映画祭で北米プレミア

黒沢清監督が、主演に菅田将暉を迎えた映画『Cloud クラウド』は、9月27日に公開となります。

転売で稼ぐ主人公・吉井良介を菅田将暉、吉井の謎多き恋人・秋子役を古川琴音、吉井に雇われたバイト青年・佐野役を奥平大兼、ネットカフェで生活する男・三宅役を岡山天音、吉井が働く工場の社長・滝本役を荒川良々、そして吉井を転売業に誘う先輩・村岡役を窪田正孝が演じています。

この度、カナダ、トロントで開催中の第49回トロント国際映画祭 (現地時間:9月5日(木)~9月15日開催)で、『Cloud クラウド』の北米プレミア上映が行われ、監督の黒沢清が映画祭に参加しました。
『Cloud クラウド』トロント国際映画祭

北米プレミア上映 
現地時間:9月5日(木)20時30分上映/日本時間:9月6日(金)AM9時30分上映
会場: TIFF Bell Lightbox Cinema 2(キャパ 353 人)
参加:黒沢清監督

カナダ・トロントで開催中の第 49回トロント国際映画祭<センターピース部門>にて、現地時間 9/5(日本時間 9/6)に、黒沢清監督が菅田将暉を主演に迎えた『Cloud クラウド』の北米プレミア上映が開催。約353人収容する会場TIFF Bell Lightbox Cinema 2では、満員の観客から歓迎されました。
『Cloud クラウド』トロント国際映画祭

「トロント国際映画祭」は、カナダ最大の都市・トロントで開催、北米最大規模の来場者数を誇る映画祭であり”オスカーレースの前哨戦”としても世界中からの注目を集める映画祭。黒沢清監督作品としては、1998年に『CURE』(97)で初めて同映画祭に選出、99年に「Spotlight: Kiyoshi Kurosawa」として特集上映が開催されて以来、『回路』(01)、『トウキョウソナタ』(08)、『贖罪』(12)、『岸辺の旅』(15)など黒沢監督が新しい作品を発表するたびに招待されている縁の深い映画祭でもあり、今回、本作が上映された「センターピース部門」は、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する部門となっている。

第81回ヴェネチア映画祭への参加後、そのまま直行し、トロント入りした黒沢清監督。
上映前挨拶

上映前には、映画祭アソシエイト・インターナショナル・プログラマーであるジューン・キム (June Kim)に「現代の日本映画界で最も異彩を放ち、爆発的な人気を誇る映画監督」と紹介された黒沢監督は、「トロント映画祭に最初に来たのはもう25年前になります。その間何度も呼ばれて、今日また参加することができ感激しております。」と挨拶。あわせて、第97回米国アカデミー国際長編映画賞の日本代表になったことが紹介されると観客から歓声と大きな拍手で歓迎を受けた。
Q&Aコーナー

上映終了後に行われたQ&Aでは観客から盛大な拍手で迎えられた黒沢監督。
さまざまな質問が飛び交う中「登場人物たちにとって「天国」とはどのようなものだと思うか?」と哲学的な質問が向けられると、「ちゃんとした答えは考えておきますが、撮影現場はとっても楽しく、殺される側も殺す方もカットがかかったら皆で笑い合い、天国のように楽しい撮影現場でした。」とキャストと過ごした撮影現場について振り返り、会場を笑いに包む一幕も。その後もQ&Aの質問は絶えまなくつづき、時間内に全て答えることはできなかったが、会場を出てからもサインや写真を求める大勢のファンに囲まれ、大充実の北米プレミアとなった。
『Cloud クラウド』トロント国際映画祭トロント国際映画祭について

トロント国際映画祭は、カナダ最大の都市トロントで毎年9月に開催される1976 年に創設された北米最大の映画祭。米アカデミー賞®の前哨戦ともいわれ世界から注目されている。 黒沢監督は本映画祭となじみが深く、1998年に『CURE』(97)で初めて同映画祭に選出、99年に「Spotlight: Kiyoshi Kurosawa」として特集上映を開催して以来、『回路』(01)、『トウキョウソナタ』(08)、『贖罪』(12)、『岸辺の旅』(15)など新しい作品を発表するたびに招待されており、本年度『Cloud クラウド』が出品されるのは、国際映画祭で高い評価を受けた作品や、才能あふれる監督の待望のプレミア作品、世界に影響力のある巨匠の最新作などを紹介する<センターピース部門>。日本作品としては、本作の他奥山大史監督の『ぼくのお日さま』のほか、空 音央監督の『HAPPYEND』の3作品が選出されている。

物語・・・
“気がつけば標的”匿名の集団による“狩りゲーム”がはじまる――見えない悪意と隣り合わせの“いま”ここにある恐さを描くサスペンス・スリラー
世間から忌み嫌われる“転売ヤー”として真面目に働く主人公・吉井。
彼が知らず知らずのうちにバラまいた憎悪の粒はネット社会の闇を吸って成長し、どす黒い“集団狂気”へとエスカレートしてゆく。
誹謗中傷、フェイクニュース――悪意のスパイラルによって拡がった憎悪は、実体をもった不特定多数の集団へと姿を変え、暴走をはじめる。やがて彼らがはじめた“狩りゲーム”の標的となった吉井の「日常」は、急速に破壊されていく……。『Cloud クラウド』

©2024「Cloud」製作委員会

<映画『Cloud クラウド』作品概要>
無自覚な行動でネット社会に憎悪をばらまいた主人公・吉井は、知らない間に恨みを買い、匿名の集団による“狩りゲーム”の標的に。吉井の日常は急速に破壊されていく……。菅田将暉、古川琴音、奥平大兼、岡山天音、荒川良々、窪田正孝ら豪華俳優陣が共演!見えない悪意と隣り合わせの恐怖を描く今年最大の注目作。
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映画『Cloud クラウド
監督・脚本:黒沢 清
主演:菅田将暉
出演:古川琴音 奥平大兼 岡山天音 荒川良々 窪田正孝
赤堀雅秋 吉岡睦雄 三河悠冴 山田真歩 矢柴俊博 森下能幸 千葉哲也 松重豊
製作幹事:日活 東京テアトル
配給:東京テアトル 日活
©2024「Cloud」製作委員会
公式X/Instagram @cloudmovie2024
公式ハッシュタグ #映画クラウド