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『Back to Black エイミーのすべて』オリジナル予告編解禁!

2011年7月、27歳の若さで早逝した稀代の歌姫エイミー・ワインハウスの半生を描いた『Back to Black エイミーのすべて』が、11月22日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国ロードショーとなる。

この度、本国オリジナル予告編が解禁された。併せて、著名人からの絶賛コメントもご紹介!

“21世紀を代表するアーティストの1人”と世界的に称賛されたグラミー賞5部門受賞、早逝の歌姫エイミー・ワインハウスの光と影

さまざまな音楽的要素を融合させて独自のスタイルとサウンドを作り上げ、世界中で3,000万枚以上のレコードを売り上げ、現在でも月間8,000万回以上のストリーミング再生数を誇る近年の歴史上最も偉大なアーティストの一人エイミー・ワインハウス。カムデン・タウンで過ごしたアーティスト初期からアルバム「バック・トゥ・ブ ラック」を発表してグラミー賞5部門受賞という栄誉に輝き、一躍世界的大スターの地位を獲得するまでの物語。若くして脚光を浴び、突然の名声に戸惑いながらも、感情むき出しの歌詞に独特のけだるいハスキー・ボイスで本能のままに歌い続けた“愛に生きた”エイミーの“波乱に満ちた愛と喪失”を描き、知られざる素顔に迫る。音楽伝記映画に、また新たな名作が誕生した。

10代のエイミーは、別居中の父ミッチ(エディ・マーサン)と母ジャニス(ジュリエット・コーワン)や、若かりし頃ジャズ歌手だった憧れの祖母シンシア(レスリー・マンヴィル)ら家族に見守られ、歌手としてのキャリアをスタートする。デビュー・アルバム『フランク』は成功したものの全米進出を果たせず、悔しい気分で行ったパブでブレイク(ジャック・オコンネル)と出会い、2人は熱烈な恋に落ちる。しかしブレイクはすぐに元カノとよりを戻して二人は破局。ショックからエイミーは酒やドラッグで問題を起こすようになる。心配したマネージャーはリハビリ施設での治療を勧めるが、エイミーは治療を拒否する。ブレイクとの失恋を歌った「バック・トゥ・ブラック」は世界的な大ヒットとなり、再会したエイミーとブレイクは誰にも内緒で結婚する。しかし再び関係が悪化したうえブレイクは暴行罪で逮捕されてしまう。今やスーパー・スターのエイミーはパパラッチに24時間付きまとわれ、長年の摂食障害と依存症に苦しみ、心も体も蝕まれていく。そんな時、グラミー賞主要4部門を含む6部門にノミネートされるのだったが……。

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『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』(09)や『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15)で知られるサム・テイラー=ジョンソンがメガホンを取り、エイミー・ワインハウスを演じるのは、現在27歳で英国のドラマ「インダストリー」シリーズでメイン・キャラクターを務め、映画『バービー』では王女バービーを演じた現在ブレイク中のスター、マリサ・アベラ。その他、英国アカデミー賞受賞俳優ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、ゴールデン・グローブ賞とアカデミー賞Ⓡのノミネート俳優レスリー・マンヴィルなどが脇を固めている。

この度解禁された本国オリジナル予告編では、グラミー賞5部門受賞し、“21世紀を代表するアーティストの1人”という側面のエイミー・ワインハウスではなく、一人の女性として普通の幸せを願い、短い人生を全力で駆け抜けた彼女の一面が色濃くフィーチャーされた映像となっている!
私生活では悪い男に惹かれ、常にパパラッチに追われる日々の中で、実体験を歌にし、悪夢から救いを紡いでいたエイミー・ワインハウス。英国史上最も売れたアルバム「Back to Black」を出し、グラミー賞も受賞した歌姫が、「歌うだけのために生まれてきたの? そんなの嫌よ」と心境を吐露し、「私だって結婚もしたい、子どもも欲しい」と普通の幸せを願うなど、彼女の知られざる素顔が随所に垣間見える。その不器用さや正直さが魅力でもあり、彼女の人間味を強く感じさせる予告編となっている。

ヒグチユウコやピーター・バラカンら著名人コメントも到着!

ヒグチユウコ(画家)
背景を知らずとも歌声や表情だけで本人の背負う心の重さを放っている、そしてものすごい吸引力で歌声のみで虜にしてくれたアーティストでした。
なぜこんなに悲しいのだろう。感情動かされると言うのはこういうことでしょうか?
本人の映像が一切ないにもかかわらず、確かにそこにはエイミーを感じることができました。

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
この映画から浮かんでくるのは非凡な才能を持った普通の女の子エイミーです。ロンドン下町っ子の彼女をマリサ・アベラは演じきっています。

池城美菜子(ライター/翻訳家
実際の出来事しか歌詞にしない、心を震わせた感情しか歌えない。エイミーはソウル・ミュージックを選んだが、ソウルの神様もまた彼女を選んだ。痛烈な『Back To Black』の背景をなぞった本作で、エイミーがもっと愛しくなる。

高橋芳朗(音楽ジャーナリスト)
エイミーが心酔した、60年代ガール・グループの歌世界を地で行く激情のメロドラマ。
パブのジュークボックスから流れるシャングリラズ「Leader of the Pack」の何と甘美なことか。

伊藤なつみ(音楽ジャーナリスト)
女性監督の視点から、エイミーが歌い、愛してきた数多の歌で彼女の人生を包むようにして描いた傑作。
取材時にエイミーが語っていた、多大な影響を受けた祖母シンシアとの関係にも注力し、とても魅力的な作品になった。

『Back to Black エイミーのすべて』

監督:サム・テイラー=ジョンソン
脚本:マット・グリーンハルシュ
製作:アリソン・オーウェン、デブラ・ヘイワード、ニッキー・ケンティッシュ・バーンズ
マリサ・アベラ、ジャック・オコンネル、エディ・マーサン、ジュリエット・コーワン、サム・ブキャナン、レスリー・マンヴィル
2024年/イギリス・フランス・アメリカ/英語/123分/ビスタサイズ/原題:Back to Black/PG12 配給:パルコ ユニバーサル映画/宣伝:若壮房
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