先行上映応援舞台挨拶
来年3月公開の映画『18歳のおとなたち』が、12月2日(土)から池袋シネマ・ロサにて2週間限定で上映となり、先行上映初日にキャスト・監督による舞台挨拶を行いました。
先行上映応援舞台挨拶
日付:12月2日(土)
場所:池袋シネマ・ロサ
登壇:兵頭功海、久田莉子、金子みひろ、佐藤周監督、木谷真規プロデューサー
キャスト、スタッフ登壇
場内は10代~20代の若い年齢の観客で満席となり、若い年代の関心の高さが伺える初日となった。
木谷プロデューサーが観客に印象的だったシーンについて尋ねると、主人公マコト(兵頭功海)がシングルマザーの母親(中島知子)に「親ガチャ失敗だよ!」と言って家を飛び出すシーンや、ヒロインのスイ(三原羽衣)が18年ぶりに再会する母親(雛形あきこ)から真実を打ち明けられるシーンが、感動的な場面として声が上がっていた。これらのエピソードは、幅広い世代の観客に共感を呼び、制作陣の思いがしっかり観客に届いていることが感じられた。
新成人へ・・・
また、新成人になる観客も多く、登壇者からは彼らに向けて特別なメッセージが贈られた。
◆兵頭「もしかしたら大人になるって我慢したり妥協したりする事が増えてしまうのかもしれません。成人すると自分で選択することが増えてくるので、自分が正しいと思う道へ前に向かって進んでいって下さい!」
◆久田「成人だからって頑張らなくて良くて、自分が毎日楽しく笑顔で心の底から楽しいなって思える時間を日々過ごすことができればそれで十分だと思います」
◆金子「自分を楽しませて笑わせて、毎日を過ごして欲しいなと思います。失敗しても楽しんで、それを学びにして成長できると思います」
◆佐藤監督「そのうち遊べなくなるので、今のうちに遊んでおいて、若いうちに死ぬほど遊んで、遊び疲れてお金が尽きたら仕事をするくらいでいいと思います」
と、それぞれの言葉でエールを送った。
最後の挨拶
久田は「私は18歳の時に初めて東京に上京して、親元から離れて生活をして、初めて親の大切さを知りました。1人では何もできない、でも1人で頑張らなきゃいけないと思うことがたくさん増えて、親に『ありがとう』や『ごめんね』とか、些細な一言でも家族とコミュニケーションが取れたりしたらいいなと思います」とコメント。
兵頭は「この映画は観る人によって価値観が全然変わる映画だと思いますが、どんな家庭環境でも母親と父親がいて、幸せでも幸せじゃなくても、その存在にちょっとだけでも感謝してみようと思ってくれたら嬉しいです」と締めくくりました。
物語・・・
親ガチャ失敗の不良 × 母の愛を知らない女子高生 × 夢を失った引きこもり × 貧乏くじを引いた教職員=18歳の新成人たちが映画制作に挑む!…のだが!?
少年院で18歳を迎えた不良の成田誠は、女手一つで育ててくれた母とケンカして以来、家にも帰っていない。そんな誠の前に突然「成人式の実行委員になって欲しい」と、教育委員会の職員・山田菜摘が現れる。最初は断る誠だが、幼い頃の夢を思い出し「映画を作れるなら」と実行委員を承諾。
引きこもりのカケル、インフルエンサーのスイら同級生を巻き込み、勢いだけで初めての映画制作に乗り出すのだが…。親とのすれ違い、友人との確執など、各々が抱える問題に向き合いながら、大人と子どもの狭間で揺れ動く新成人。果たして、無事に成人式で映画を上映することができるのか――?
映画『18歳のおとなたち』作品情報
公開日 | 2023年12月2日 |
---|---|
キャスト | 監督:佐藤周 出演:兵頭功海 三原羽衣 黒田昊夢 久田莉子 黒田アーサー 金子みひろ 阿部亮平 デビット伊東 奥野太陽 東瑞輝 上野山夢輝 長谷川晏 中島知子 雛形あきこ |
配給 | レイワジャパン(配給協力:Santa Barbara Pictures) |
制作国 | 日本(2023) |
上映時間 | 88分 |
公式サイト | https://excelling.co.jp/18th/ |
(C)ゴールデンシネマ