6月12日に東京の結婚式場・シャルマンシーナ東京ノヴェルクリスタルにて開催された。イベントには相原一子役の高畑充希、相原二也役の岡田将生、柏木美月役の西野七瀬、柏木志朗役の高良健吾、池端礼役の吉野北人、今泉力哉監督に加え、応援MCとしてLiLiCoが登壇した。
“婚外恋愛許可制”、つまり公認不倫という独特な形で関係を維持する夫婦を描いたラブストーリーが本作のテーマです。高畑充希と岡田将生が演じる一子と二也夫婦を中心に、西野七瀬、高良健吾、吉野北人、成田凌といった豪華なキャストが共演します。監督は今泉力哉が務め、脚本は彼の妻である今泉かおりが手掛け、これが初の夫婦合作となります。実力派キャストとスタッフによって紡がれる一子と二也の“新しい夫婦のカタチ”と、彼らを取り巻く人々の関わりがどのように物語を展開させるのか、期待が高まります。
高畑は、「原作が大好きだったので、ドラマにしたら面白いに違いないと思いましたが、地上波では絶対にできないだろうとも感じました」と話し、「一子という役が自分に来てくれたことに感激しました。当時、配信ドラマが主流になるとは思っていませんでしたが、すべてのパズルがばちっとハマった気がして、原作ファンとしてとても興奮しました」語りました。
岡田は「緻密に練り上げられた脚本で、読むだけでやりたいと思いました」と振り返り、今泉監督とは「ずっと一緒に仕事をしてみたかった」と出演を決めた理由を明かしました。
一方、西野は「現場でずっと悩んでいたと思います」と話し、「今泉さんの演出が非常に細かく、自分でも気づいていない癖を指摘してくださったので、難しかったし挑戦でしたが、確実に自分に残るものがありました」と撮影を振り返りました。また、本作の主題歌をスピッツが担当していることについて、本作の主題歌「i－O」について、西野は「いつかスピッツさんが主題歌の作品に出ることが夢だったので、本当に嬉しいです」と笑顔を見せました。
高良は、「自分は独身なのになぜこんな気持ちがわかるのだろうと感じました。結婚したら気をつけなければならないことがたくさんあると学びました」と述べ、「人はこうやってすれ違うのか、これがダメなのかと勉強になりました」と振り返りました。
吉野は、「夫婦の関係を深掘りした作品を見たことがなかったので、非常に興味深いテーマだと思いました」と話し、「自分がキーとなる役で、挑戦的な役どころでもあったので不安もありましたが、充希さんがやりやすい空気感を作ってくださったおかげで、良いシーンが撮れました」と感謝の気持ちを述べました。
本作が初共演となる高畑と岡田ですが、
高畑は「お互いの波長を合わせながらの撮影でした」と述べており、岡田も同じ気持ちだったようです。岡田は「性格が真反対で、高畑さんはとてもポジティブ。僕は逆にネガティブなので、高畑さんがいるだけで現場が明るくなり、現場の雰囲気を作ってくれました。僕は完全に任せて、二也の役に集中することができました」と高畑への信頼を明かし。高畑の思いが岡田にとって大きな支えになったことようで。また岡田は「再生の物語でしたが、高畑さんとなら一子と二也として一緒にやっていけると思いました」と語りました。
本作に出演したことで、「これが現実だぞ、結婚という領域に踏み込む覚悟があるのかと問われているような気がして少し躊躇しました」と笑った高畑は、「人と一緒にいることの良さを感じました」とし、「結婚という巨大な敵にどうするの？こっちに来るの？と言われている感じがしましたが、結婚って素敵だなと憧れも感じました。最終的にはポジティブな気持ちで終わりました」と笑顔で語りました。
一方、岡田は「こんなに会話をしないといけないのかと感じました。相手を知りすぎると、それはそれで難しいですね。毎日の撮影が終わると本当に疲れていました。次の日も会話、次の日は喧嘩、結婚したらずっとこんな感じなのかな」と笑いました。これに対して今泉監督は、「あんな毎日だと結婚は大変だと思う」とフォローし、笑いを誘いました。さらに岡田は「木曜日に喧嘩する日を決めておいた方がいいかも。突然喧嘩がやってくると大変ですからね」と提案すると、高畑は「週に一度喧嘩するの？」と返し、会場は笑いに包まれました。
西野は撮影とアフレコの間の3月に俳優の山田裕貴との結婚を報告しました。彼女は「大きく結婚に対する考えが変わったわけではありませんでした。もともと結婚願望が強かったわけではないですが、今結婚できたので」と話すと、会場からは祝福の拍手が沸き起こりました。続けて「周りからすると大きな変化ですが、自分的には実はあまり変わっていない感じです」と語りましたが、今泉監督は「アフレコの時に西野さんには穏やかな雰囲気があったので、結婚が影響したのかと思っていました」とコメントしました。
最近地元に帰り友人と再会した高良は、「みんな結婚して子供がいるのを見て、いいなと思いました。いつか機会があれば」と自身の結婚観を語りました。吉野も「結婚願望があり、家庭を持つのが夢です。この作品を通じて、いろんな形の関係があることを学びました。素敵な人が現れたら、しっかり向き合い、コミュニケーションをとって、素敵な関係を築いていきたいです。いい人が現れることを願っています。お待ちしております（笑）」と笑顔を見せました。
最後に岡田は、「共感性の高いドラマです。2組の夫婦を見て、良い夫婦とは何かを考えながら見ていただければと思います」とコメント。高畑は、「原作に出会ったのが5～6年前で、その年月を超えて配信が始まるのは感慨深いです。今できる最良の形で、良い作品を作ろうと完成させたドラマだと思います。見た時に、重量感と満足感がある作品です。最近見かけないタイプのドラマで、人との関わり方を改めて考えさせられると思います。素晴らしい作品になったと思います」とメッセージを送りました。
『1122 いいふうふ』は2024年6月14日（金）よりPrime Videoにて世界独占配信
6月14日：1～3話、6月21日：4～5話、6月28日：6～7話
監督：今泉力哉
出演：高畑充希、岡田将生
西野七瀬、高良健吾
吉野北人、中田クルミ、宇垣美里、土村芳
菊池亜希子、内田理央、芹澤興人、前原滉、橋本淳
市川実和子、片桐はいり、森尾由美、宮崎美子／成田凌／風吹ジュン
©渡辺ペコ／講談社 ©murmur Co., Ltd.
