『陰陽師０』大ヒット御礼舞台挨拶

登壇者：山﨑賢人、染谷将太、板垣李光人、佐藤嗣麻子監督
サプライズ登壇：夢枕 獏（原作者）

５月９日(木)、《開運召喚！『陰陽師０』大ヒット御礼舞台挨拶》が開催され、山﨑賢人、染谷将太、染谷将太、板垣李光人、佐藤嗣麻子監督が登壇した。

夢枕獏の小説「陰陽師」は、平安時代に実在した《最強の呪術師》安倍晴明の活躍を描いた大ベストセラーシリーズ。1988年に刊行され、35年たった現在でも定期的に新刊が発売されており、シリーズ累計発行部数は680万部を超え、アジア・ヨーロッパなど世界でも人気を集めるなど、長きにわたり世界中を賑わす大人気コンテンツ。“陰陽師”というコンテンツはTVドラマ、アニメ、舞台、歌舞伎、ゲームなど多種多様に扱われてきたが、本作では安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリーとして描く。

山﨑は「うれしいですね、今回は呪術を学んで、使えるようになったので。努力しました」と述べました。「指の形も特徴的で、普段使わない形が多かった。呪文を覚えながら演じるのは難しかったですね」と振り返りました。

ラストシーンでは、「晴明らしく、怒りを表現できたらいいなと思って。冷静に確実に仇を討つ晴明らしさを表現したかったです」と語りました。染谷はその山﨑の演技について、「かっこよかった。唯一無二の晴明の表情、賢人くんにしかできない熱量はかっこいい」と称賛しました。

「海外の人にも見てもらいたい」というコメントに、染谷は「国を超えて伝わるテーマだと思います。独特な世界観は新鮮さを持って受け入れられるでしょうし、新しいと感じてもらえる作品だと思います」と答えました。

観客の感想に応えて見どころを述べた板垣は、物語の冒頭で津田健次郎が務めるナレーションに感動した様子でした。偶然にも、津田は人気アニメ『呪術廻戦』で七海建人役の声優を務めています。板垣は、「物語の冒頭で登場する津田健次郎さんのナレーションは素晴らしいものでした。『呪術』という言葉を使わないでしょうが、私にはその言葉に深い思い入れがあります。津田さんの声によって一気に物語に没入できましたし、その声を聞くだけでも幸せな気持ちになりました」と述べました。

さらに、佐藤はラストバトルの清明の表情について言及し、「無表情のように見えますが、静かな怒りが込められているように見える。あの演技は編集している最中から素晴らしいと感じました。現場のモニターでも見ていましたが、ものすごいことをされていると感動しました」とコメントしました。山崎もこの表情について、「冷静に確実に仕留めていく、そういう清明らしい怒りの表現ができたらと思ってました」と振り返りました。このシーンの魅力について尋ねられた染谷は、「俺は（劇中では）気絶しちゃうんで（笑）。でも仕上がりを観たら清明の唯一無二の表情。賢人くんにしかできない熱量がかっこよかったです」と賞賛しました。

山崎について、佐藤は「指が長くて、観客が見とれるほどです。他の人にはなかなかできない」と賞賛し、染谷も「自分だったら指が痙攣しちゃう。現場でもセリフをずっと練習されてました」と述べました。

佐藤の呼びかけにより、会場が一体となって晴明呪印のポーズで「開運召喚！」と声を上げると、夢枕が登壇しました。

夢枕は佐藤と昔からの知り合いだそうで、「最初は監督と一緒に観たんですよ。横にいると、どういう顔で観ていいかわからない。でも、そんな心配はいらなくて。僕の原作とかを抜きにしても、いい映画を観たなという感想を抱きました」と語りました。また、山崎演じる若き清明について、「皆さんの心の中にいろんな清明像があると思うんですけれども、その安倍清明から外れてない。最初に山崎さんの清明を観たときにいいな、と。現場で『これはいけますよ』と監督にも言ってました」と評価しました。

そして、今回、夢枕からキャストへと色紙のプレゼントが贈られました。各キャストが演じた役に対するイメージや感想が俳句に込められ、それに加えてイラストも添えられていました。キャストたちは、「これは家宝にします！」「原作本と一緒に飾ります！」などと、喜びの声をあげました。

夢枕は晴明と博雅のバディとしての魅力にも触れ、「終盤、清明が博雅に言う『俺を信じろ』は、清明なりの『I Love You』だと受け取ったんですよ。監督が意図しているかはわからないですけど、これは清明が博雅に告白しているところなんだ、と。博雅があちらに行ってしまっても救われる。僕はそこでぽろっときてしまいました」と打ち明けました。板垣に対しては、「不思議な色気がある人でちょっと妖しいところもある。映画を一緒に観たかみさんにその話をしたら『そうなのよ！』と。今日は妻から『ファンになったと伝えてくれ』と言われて来ました」と述べました。

最後に、山崎は、「いろんな楽しみ方ができる映画。エンターテインメントとして大スクリーンで楽しんでほしい。映画の中に“呪（しゅ）”という言葉も出てきますが、心の持ちようと言いますか、皆さんの中でポジティブな呪をかけ続けて前に進んでいってほしいと思います」と呼びかけ、イベントを締めくくりました。

物語・・・ 呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり省庁――《陰陽寮》が政治の中心だった平安時代。 呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明は陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲や興味が全くない人嫌いの変わり者。 ある日晴明は、貴族の源博雅から皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解決を頼まれる。衝突しながらも共に真相を追うが、ある学生の変死をきっかけに、 平安京をも巻き込む凶悪な陰謀と呪いが動き出す――。史上最強の呪術エンターテイメントが幕を開ける！

『陰陽師0』作品情報

公開日	2024年4月19日より公開中
キャスト	監督：佐藤嗣麻子（『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズ） 原作：夢枕獏「陰陽師」シリーズ（文藝春秋） 出演：山崎賢人 染谷将太 奈緒 安藤政信 村上虹郎 板垣李光人 國村隼 北村一輝 小林薫
音楽	佐藤直紀
主題歌	BUMP OF CHICKEN「邂逅」（TOY’S FACTORY）
呪術監修	加門七海
配給	ワーナー・ブラザース映画
制作国	日本（2024）
上映時間	112分
公式サイト	https://wwws.warnerbros.co.jp/onmyoji0/
公式X	@onmyoji0_movie
Instagram	@onmyoji0_movie

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