映画

『罪と悪』公開記念舞台挨拶

公開記念舞台挨拶
日付:2月3日(土)
会場:TOHOシネマズ 日本橋
登壇:高良健吾、大東駿介、石田卓也、齊藤勇起監督

俳優の高良健吾、大東駿介、石田卓也が2月3日、都内で、映画「罪と悪」の公開記念舞台挨拶を行った。
同作は齊藤監督のオリジナル脚本。14歳の少年が殺され、同級生の少年たちのうち1人が犯人を殺し、殺害現場となった家に火を放つ。その後20年の沈黙を経て、罪を背負った幼なじみ3人は再会するが、あの時と同じ場所でまた少年が殺されてしまうという本格サスペンスです。

高良は「いよいよ今日を迎えられてとても嬉しいです。昨日が初日だったんですが、嬉しい気持ちはあるのですが、朝から少しセンチメンタルな気持ちになりまして。自分の元から羽ばたいていくので、その寂しさもあって、監督に連絡したら、初日の初回を観ていたという。皆それだけこの作品に対して気持ちがあるんだなと思いましたね。」と

齊藤監督は「初日の日本橋の初回に観に行きました。一生に一回だなと思ったので。散歩道を歩いていたら、色々思い出して、それでちょうど高良さんからメールいただいて。センチな気分になって、第一回目を観れたので、本当に良い経験でした」

大東は初日「僕も初日観にいったんですけど、自分が出演している映画を初日に観に行くのは初めてで、それくらい大切な作品なのですが、劇場で観終わった方達が感想言いながら歩いているところを通り過ぎたら、「あれ!あなた!走っていた!」と言ってくださって。ハグしました。
それが僕がいちばん最初に頂いた感想でしたね。ありがたかったです!」と振り返っていた。

石田は「齊藤組がつくりあげた作品が初日を無事に迎えられて嬉しい気持ちでいっぱいです。今日こんなに沢山のお客さんが来ていただいていることが本当に嬉しいです」

また、撮影地だった福井県での先行上映には3人も参加。イベント後には、エキストラ参加した現地の方々とテーブルを囲む時間があり、大東は「皆さんから感想を聞けて、『罪と悪』の話で盛り上がれたのがかなりグッときた」としみじみな感想を述べ 高良は「(朝の)4時くらいまでやっていましたよね」と“オフ会”が長時間だったことを明かし、「ありがたい話なんですけど、いつ終わるのかなって」と笑いを誘いました。

祓いたい悪は?

本日が2月3日節分の日ということで、タイトル『罪と悪』にかけて、ご自身の「祓いたい悪」についてお聞かせください。

高良は「禁煙ですかねえ。何度も止めようってなって、最長7ヶ月とか止められたんですけど、嫌なことがあると吸っちゃうんですよね」

それに対して石田は「喫煙する時間が打ち合わせの時間みたいになりますよね。僕は、いまはタバコやめちゃったんで、そこでしか話されてない話があるんで、「いいな~」って思います。
僕は食欲がすごくて、お腹空いてなくても食べちゃう、朝もご飯3杯食べちゃうんですよね。それが撮影に影響することがあって、ちょっと気をつけなきゃな~って思います。その分動いてプラマイゼロにしているんですけど、やめられないです」吐露しました。

齊藤監督は「僕は普通なんですけど、集中力。(本を)書いたら早いんですけどね。書くまでが、ダラダラしたり、映画見に行って感動して書かなかったりで。メリハリをつけたいです」

大東は「僕は物忘れがとにかくひどくて。仕事以外のことすぐ忘れちゃうんですけど、大人だしちゃんとしようと思って!
先日のテレビ出演の際に住職さんから説法を伺う機会があったんです。その中であったのが、自分の中の業みたいなものが鬼なんですって。それを受け入れてから乗り越えるのが本来の節分の役割なんだよって言われて。色々考えていること自体が、よくないらしいよ!」高良は「鬼は外って言いたくないんですよね。わかるわかる」

20年後の自分へ

MCから20年の時を経て描かれるこの作品にかけて、20年後の自分へ「こうありたい」というイメージ、夢や願望をお聞かせください。

高良は「ランニングとかしてたいですね。自分の祖父が90歳くらいまで毎日欠かさず走ってたんですよ。毎日、雨の日以外走っていたんで、何かを続けられる人って凄いなって思うんですよね。コツコツ続けて、走れる人でいたい。健康でいたいです」と述べ

石田は「俳優以外に農業もやっていて、20年後は自分の農地を持って、農業をやりつつ、俳優をやれたら幸せかなと思います。で、こうやって皆で集まれたらいいですよね」と

大東は「生きてたい!、ってことと、子どもが成人しているので、バンドやりたいですね。「大東’s」結成!的な。いまモンスターバンドをやっているんですが、子どもともやりたいですね。そういう遊びにも本気で挑める60歳前でいたいなって思います」と

齊藤監督は「還暦かと思った時に、映画を撮れていたらなと思いますが、さらに、20年経ってこの皆で映画撮れたらいいなってすごく思います。たまにイチから撮り直しさせてくれないかなって思ったりするんですけど、いい撮影が本当にできたと思っているので、これを超えられるようにいまから本書こうと思います!主題歌は「大東’s」で!」キャスト一同盛り上がりを見せました。

最後にメッセージ

齊藤監督は「オリジナルストーリとしてつくりあげて、ここまで来れました。皆さんの心のどこかに残ってくれて、どこかの節に思い出してくれるような作品になっていたらいいなと思います」と最後の挨拶

高良は「賛否両論ある作品だと思いますが、タイトルの通り軽くはないですが、こういう作品だからこそ、普段自分が出会わないような感情、考えに出会えるし、また新しい価値観に出会える作品になっていると思います。
「この映画から与えよう、与えよう」というより、ひとりひとりが見つけに行くような作品になっていると思います。色々話しましたが、映画なんで楽しんでいってほしいなと思います!楽しんでいってください!」と舞台挨拶を締めくくりました。

荒んだ家庭環境に育ち、現在は地元の不良たちを集めて闇の仕事も請け負う会社を経営する社長<春>を演じます。春と同じく罪を背負いながらも、過去の秘密を隠し大人になった幼馴染には、警察官の家庭に育ち自らも捜査一課の刑事となるが、父の死をきっかけにこの街に戻ってくる<晃>を、テレビ、映画、舞台など幅広く活躍する大東駿介が演じ、家業の農業を継ぎ現在は引きこもりになってしまった双子の弟・直哉の面倒も見ている<朔>を石田卓也が演じます。また、街を牛耳る白山會の傘下である清水組 組長・清水を村上淳が、その白山會の会長・笠原を佐藤浩市が、晃と同じ警察署の先輩刑事・佐藤を椎名桔平が演じ、豪華実力派俳優が集結しました監督・脚本を務めた齊藤勇起監督は井筒和幸監督作品を中心に、岩井俊二監督・武正晴監督・廣木隆一監督作品等での助監督を経て、完全オリジナルの脚本で挑む本作で初監督を務めます。

ストーリー
何者かに殺された13歳の少年、正樹。彼の遺体は町の中心のある橋の下で発見された。
同級生の春・晃・朔は、正樹を殺した犯人と確信した男の家に押しかけ、もみあいになる。
そして、男は1人の少年に殺される。彼は家に火を放ち、事件は幕を閉じたはずだったー。
時が過ぎ、刑事になった晃は父の死をきっかけに町に戻り、朔と再会する。
ほどなく、ある少年の死体が橋の下で見つかる。20年前と同じようにー。
晃は少年の殺害事件の捜査の中で、春と再会し、それぞれが心の奥にしまっていた過去の事件の扉が再び開き始める。
かつての事件の真相は、そして罪と向き合うということとはー。
『罪と悪』

『罪と悪』作品情報

公開日 2024年2月公開中
キャスト 監督:齊藤勇起
出演:高良健吾 大東駿介 石田卓也
配給 ナカチカピクチャーズ
制作国 日本(2023)
年齢制限 PG-12
上映時間 115分
公式サイト https://tsumitoaku-movie.com/
公式SNS X @tsumitoaku_mov

(C)2023「罪と悪」製作委員会

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