女優の石原さとみが「第49回報知映画賞」主演女優賞を受賞し、16日に東京都内で行われた授賞式に登壇した。
石原は映画『ミッシング』での演技が評価され、白のドレスを着て登場した。彼女は「私は15歳で映画デビューし、16歳で初めて報知映画賞新人賞を受賞しました」と振り返り、「あれから21年が経ち、今回初めて映画で主演女優賞をいただけて、本当に嬉しいです」と喜びを表した。
『ミッシング』については、「初めての妊娠と出産を経て、産後復帰作として娘を失った母親を演じました。精神的に限界を感じる役でした」と説明し、その役を乗り越えられた理由について「7年前に吉田恵輔監督に『あなたと仕事がしたい』とお願いしたことがきっかけで、今、その夢が実現したことが支えになりました」と語った。
また、「21年ぶりに両親が病気を乗り越えて授賞式に参加してくれたことをとても嬉しく思います。親孝行ができたことに感謝しています。これからも家族や応援してくださる皆さんに喜んでもらえるよう、努力を続けていきたいと思います」と感謝の気持ちを込めて述べた。
作品賞・邦画部門:「正体」(藤井道人監督)▽作品賞・海外部門:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(アレックス・ガーランド監督)▽アニメ作品賞:「ルックバック」(押山清高監督)▽主演男優賞:横浜流星「正体」▽主演女優賞:石原さとみ「ミッシング」▽助演男優賞:奥田瑛二「かくしごと」▽助演女優賞:吉岡里帆「正体」▽監督賞:塚原あゆ子「ラストマイル」▽新人賞:越山敬達、中西希亜良「ぼくのお日さま」▽特別賞:草笛光子「九十歳。何がめでたい」、平泉成「明日を綴る写真館」
ある日突然いなくなった幼い娘。その帰りを懸命に待ち望みながらも、自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄される母親とその家族。事件により世間の注目を浴びた事により、謂れのない誹謗中傷や好奇の目に晒されながらも、いつか必ず会える、その日を信じて、出口のない迷路を彷徨い続ける母親・沙織里を演じるのは、今までの自分を壊して欲しいと、7年前、自ら𠮷田恵輔監督に直談判をした石原さとみ。出産を経て母となった彼女が魅せる、これまでのイメージを一新させた新境地に、既に話題が沸騰。さらに、中村倫也、青木崇高を筆頭に、森 優作、小野花梨、細川 岳、有田麗未(ありたつぐみ)、小松和重、カトウシンスケ、山本直寛、柳 憂怜、美保 純ら豪華実力派キャスト陣が集結。“人間描写の鬼”𠮷田監督が「自分のキャリアの中で最も覚悟のいる作品」と語る本作は、雑音溢れる世の中をリアルにそして繊細に描き、そこに生きるわたしたちの心を激しく揺らします。 |
「ミッシング」作品情報
公開日 | 2024年5月17日より全国公開中 |
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キャスト | 監督:吉田恵輔 出演:石原さとみ 青木崇高 森優作 小野花梨 細川岳 有田麗未 小松和重 カトウシンスケ 山本直寛 柳憂怜 美保純 中村倫也 |
製作 | 井原多美 菅井敦 小林敏之 高橋雅美 古賀奏一郎 |
企画:河村光庸 プロデューサー:大瀧亮 長井龍 古賀奏一郎 アソシエイトプロデューサー:行実良 小楠雄士 | |
撮影:志田貴之 照明:疋田淳 録音:田中博信 装飾:吉村昌悟 衣装:篠塚奈美 ヘアメイク:有路涼子 | |
配給 | ワーナー・ブラザース映画 |
制作国 | 日本(2024) |
上映時間 | 118分 |
公式サイト | https://wwws.warnerbros.co.jp/missing/ |
公式 X | @kokoromissing |
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