俳優の越山敬達(15)と中西希亜良(13)が、12月16日に都内で行われた『第49回報知映画賞』の表彰式に登壇し、新人賞を受賞した。この日、奥山大史監督がサプライズで登場し、受賞者に対して祝辞を述べた。奥山監督は、「ホントにおめでとうございます。普段は照れくさくて直接は言わなかったが、こうした素晴らしい機会をいただけたので、全力で褒めたいと思います。大変だったと思うけれど、二人のおかげで、非常に満足のいく映画が撮れました」と称賛した。
越山は、奥山監督との対面に喜びを表し、「大人の方がいっぱいで、ひとりでも知っている大人がいるとホッとします」と笑顔でコメント。また、「初めて主演させていただいた映画で新人賞をいただけて、とても嬉しいです。共演した中西希亜良さんと一緒に受賞できたことも、とても嬉しいです。現場では自然体でいられたので、監督やスタッフのみなさんには感謝しています。池松(壮亮)さんはじめ、キャストの皆さんに感謝しています。先輩方に続けるよう頑張ります」と意気込みを語った。
中西は、「とても素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。これは監督やスタッフ、キャストの皆さんのおかげです。ノミネートされただけでも驚いていたのですが、まさか越山くんと一緒に受賞できるとは思っていませんでした。とても光栄です」と初々しく感謝の意を示した。
『報知映画賞』は、スポーツ新聞が単独で開催する初の映画賞で、1976年に誕生した。この賞は、毎年12月1日から翌年11月30日までに国内で1週間以上公開された、もしくは公開予定の新作映画が対象となり、新人賞は原則としてデビューから3年以内の俳優や監督が対象となる。
作品賞・邦画部門:「正体」(藤井道人監督)▽作品賞・海外部門:「シビル・ウォー アメリカ最後の日」(アレックス・ガーランド監督)▽アニメ作品賞:「ルックバック」(押山清高監督)▽主演男優賞:横浜流星「正体」▽主演女優賞:石原さとみ「ミッシング」▽助演男優賞:奥田瑛二「かくしごと」▽助演女優賞:吉岡里帆「正体」▽監督賞:塚原あゆ子「ラストマイル」▽新人賞:越山敬達、中西希亜良「ぼくのお日さま」▽特別賞:草笛光子「九十歳。何がめでたい」、平泉成「明日を綴る写真館」
『ぼくのお日さま』作品情報
公開日 | 2024年9月6日(金)テアトル新宿、TOHOシネマズシャンテほか全国公開 |
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キャスト | 監督:奥山大史 出演:越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、若葉竜也、山田真歩、潤浩ほか |
主題歌 | ハンバート ハンバート |
配給 | 東京テアトル |
制作国 | 日本(2024) |
公式サイト | https://bokunoohisama.com/ |
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