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『秋が来るとき』ポスタービジュアル、本予告解禁!

本作は2024年の「サン・セバスティアン国際映画祭」で脚本賞・助演俳優賞をダブル受賞、さらに「第50回セザール賞」(主演女優賞・新星男優賞)や「第30回リュミエール賞」(脚本賞・監督賞・主演女優賞・有望男優賞)にもノミネートされ、映画ファンからの注目が集まっている話題作だ。

横浜フランス映画祭2025でもいち早く上映され、大きな反響を呼んだこの作品。舞台は秋の風情が広がる「フランス・ブルゴーニュ地方」。人生の晩年を迎える女性・ミシェルが、静かな田舎町で過ごす日々を丁寧に描くヒューマンドラマとなっている。

主演は、名優エレーヌ・ヴァンサン。親友役にジョジアーヌ・バラスコ、そしてサン・セバスティアン国際映画祭で助演男優賞に輝いたピエール・ロタンが息子役を熱演。さらに、日本でも話題となった『スイミング・プール』のリュディヴィーヌ・サニエが約22年ぶりにオゾン作品に復帰。オゾン監督作品の常連俳優たちが再び集い、濃密な人間模様を紡ぎ出す。

予告編では、穏やかな田舎暮らしと、そこに潜む静かな緊張感が見事に描かれ、サスペンス的な要素も垣間見える。オゾン監督の初期作を彷彿とさせる、繊細かつドラマティックな映像美も健在だ。

■あらすじ
自然豊かなブルゴーニュの小さな町で一人暮らしをする80歳のミシェル。家庭菜園で採れた野菜でスープを作り、親友と紅葉の森を散歩し、穏やかな暮らしを楽しんでいた。だが、娘と孫がバカンスで訪れたある日、親友と作ったキノコ料理が原因で娘が倒れてしまう事件が起こる。
その出来事をきっかけに、ミシェルが抱えていた”ある秘密”が徐々に明らかになっていく。家族、友人、そして自分自身と向き合いながら、人生の最後に彼女が選んだ決断とは――。

監督・脚本:フランソワ・オゾン 『すべてうまくいきますように』『わたしがやりました』 共同脚本:フィリップ・ピアッツォ
出演:エレーヌ・ヴァンサン、ジョジアーヌ・バラスコ、リュディヴィーヌ・サニエ、ピエール・ロタン
2024年|フランス|フランス語|103分|ビスタ|カラー|5.1ch | 日本語字幕:丸山垂穂|原題:Quand vient l’automne
配給:ロングライド、マーチ © 2024 – FOZ – FRANCE 2 CINEMA – PLAYTIME https://longride.jp/lineup/akikuru

公開情報
『秋が来るとき』
公開日:2025年5月30日(金)
劇場:新宿ピカデリー、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開