フラッシュモブをテーマに1組のカップルの行く末を描いたコメディ映画『満天の星の下で』。
主人公のOL・愛美を演じるのは、長編映画初主演となる傳谷英里香。フラッシュモブでプロポーズする彼氏役には、お笑いコンビ「スクールゾーン」の俵山 峻、フラッシュモブに嫌悪感を抱くクセのある青年を演じるのは、イケメン俳優の瀬戸利樹。そのほか、アサヌマ理紗や財木琢磨、そしてコメディにかかせないベテラン俳優・竹中直人らが笑いの脇をガッチリ固める。
監督を務めたのは、『フレフレ少女』で俳優デビューし『軽蔑』や『怒り』などの映画に出演してきた元俳優の日向寺雅人による初の長編映画。元々はコメディ俳優になりたくて芸能界に入ったということもあり「ただただ劇場で笑ってほしい」との思いで、本作では出演キャストたちの今までのイメージを覆すほどの妥協なく振りきったコメディに仕上げている。
当初は短編映画として制作を開始。脚本の面白さから「短編映画で終わらすのはもったいない」との後押しがあり、クラウドファンディングで制作費を募って長編映画へと舵を切った。
そして2023年12月に撮影し、現在は編集の完成間近。しかし予算の都合で叶わなかったシーンへの思いが断ち切れず、この度、2024年11月12日に都内にて追加撮影を決行。公開は2025年の予定。
約1年振りとなる追加撮影の現場でのオフショットとコメントが届いた。
主演・傳谷英里香、日向寺監督 コメント
Q.1年振りの追加撮影ですが、撮影現場はいかがでしたか?
傳谷:監督やスタッフ、キャストの皆さんと再会できたことと、そしてまた愛美を演じられることができて純粋に嬉しかったです。今回追加となったシーンもクスクス笑ってしまう内容なので、私のお気に入りのシーンがまた一つ増えました。
Q.フラッシュモブでプロポーズはされてみたいですか?
傳谷:もし、されたとしたら「頑張ったんだね……! ありがとう……!」と感謝しますが……やっぱりシンプル・イズ・ベストですね(笑)。
Q.なぜフラッシュモブを題材にしたのですか?
日向寺監督:理由なく嫌われていることに焦点を当てたかったんです。今回はたまたまフラッシュモブ。善意の行いがなぜ忌み嫌われないといけないのか、偏見だけで良し悪しを決めてないか、人から嫌われているモノ・コトにコメディは潜んでいるんです。だから真面目にトコトンふざけました。
Q.撮影中のエピソードや見どころは?
傳谷:撮影が面白く、カットがかかる度にみんな笑っていたのは思い出です。個性豊かなクセのある登場人物たちの会話のラリーと、後半のとあるバトル・シーンは見どころだと思います。
日向寺監督:コメディだったので、撮影がはじまればみんな笑っていました。傳谷さんのえなりかずきさんのモノマネ・シーンは好きなので見どころです(笑)。
佐々木愛美(傳谷英里香)は物流系の企業で働く27歳の会社員。
ある夜、半同棲中の工藤紀夫(俵山 峻)との交際記念日を祝うため、2人は都内のレストランへ行く。何気ないひと時を楽しむ2人だったが、愛美は紀夫からプロポーズを兼ねたフラッシュモブをされてしまう。
突然のフラッシュモブに心を痛めた愛美は同じくフラッシュモブの影響で心に傷を負ってしまった青年、陣内隼人(瀬戸利樹)と出会うのであった。心の扉を固く閉ざしていた隼人は愛美と出会い次第に心を開いていく、愛美もそんな隼人に惹かれていくのだった……。
一方、紀夫は愛美の気持ちを取り戻すために旧師(竹中直人)に知恵を借りようとするが、事態は思わぬ展開へ――。
キャスト:傳谷 英里香、俵山 峻(スクールゾーン)、瀬戸 利樹、アサヌマ 理紗、財木 琢磨、川久保 拓司、雪見 みと / 竹中 直人
脚本・監督:日向寺 雅人
製作:日向寺 雅人 和田 有啓 エグゼクティブプロデューサー:谷澤 伸幸
プロデューサー:松川 絢之郎(KETEL) ラインプロデューサー:伊藤 桃香 宣伝プロデューサー:南野 こずえ
音楽:佐藤 リオ 撮影:小倉 翔平 照明:渡邊 禄 録音:Jo Terauchi 助監督:鈴木 周平 スタイリスト:三浦 玄 ヘアメイク:原 早織(kleuren) 編集:服部 亮次 制作担当:舘 若奈 ダンス振付師:林 祐衣 MA:山田 康太 英語字幕:若山 あやの デザイナー:ミゾテ ケンタ
製作:私。組
特別協賛:氷蓮、クレーメ 配給:Atemo
©︎2024 映画「満天の星の下で」製作委員会