WOWOWの連続ドラマW-30『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』が、今秋に放送・配信される予定です。このドラマでは、趣里が主演を務めます。原作は中村淳彦が連載し、東洋経済オンラインで1億5千万PVを突破した作品『東京貧困女子。彼女たちはなぜ躓いたのか』を書籍化したものです。物語では、経済誌の契約編集者である雁矢摩子が、貧困女性たちの現実を取材しながら、自身の目線や経験を通じて社会の矛盾や貧困問題の仕組みを浮き彫りにしていきます。
趣里は本作がWOWOWドラマ初の主演となります。監督には青木達也(『アンラッキーガール!』『JOKER×FACE』)と遠藤光貴(『教場II』プロデューサー)が起用されました。脚本は高羽彩(『ここは今から倫理です。』など)が手がけています。
趣里は、「東京貧困女子。」を初めて読んだ時に、「知らないだけでは済まされない。摩子という役を通じて何かをしなければならない」という本能的な感覚を抱きました。このテーマは非常に難しいものでしたが、素晴らしいキャストの皆さんと一緒に時間を過ごせたことを嬉しく思います。自分自身もこの現実を心に留めなければならないし、これからも向き合っていきたいと思います。同時に、視聴者の皆さんがドラマとしても楽しんでいただけることを願っています。
中村淳彦は、「東京貧困女子。」は高校時代からの知り合いでありながら、会話をしたことのない同級生の女性からの電話をきっかけに連載が始まったとコメントしています。彼女の手首に見えた古いリストカットの傷跡について話したことがきっかけで、彼女の離婚や精神的な苦境、正規職に就けなかったことなど、東京で苦しむ貧困女性たちに自身を投影するようになったと述べています。そんな彼女をモデルにした雁矢摩子役を、今を輝く趣里さんが演じます。彼女たちの生きづらい現実が多くの人々に伝わることを願っています。