公開記念舞台挨拶
日付:1月25日(土)
場所:丸の内TOEI
登壇:村重杏奈、太田将熙、吉田伶香、高嶺のなでしこ(城月菜央、東山恵里沙、籾山ひめり)、松野友喜人監督
村重は「公開から2日目にして、ようやく実感が湧いてきました。観客の方々がSNSで感想を投稿してくれて、そのおかげで撮影期間がこうして形になったことを実感しています」と述べ、感慨を語った。また、初主演作の公開前日について尋ねられると、「特に緊張はありましたが、むしろ楽しみの方が大きく、どんな感想が寄せられるのかを考えただけでワクワクしていました。睡眠はしっかり取れましたよ」と、余裕の表情で答えた。
村重は互いの印象を語る場面で、村重は「伶香ちゃんは見た目は可愛らしいですが、実際はとてもズバズバ物を言うタイプです」と明かし、太田も「村重にはまだ優しい言い方をしてくれるけど、僕には『お前さぁ…』みたいに厳しい言い方をされることがあります」と、その意外な一面を暴露した。さらに、太田は「誰よりもギャルだった」と言われ、驚きの表情を見せていた。
一方、村重は、太田との共演シーンに関して、2人で逃げるシーンを振り返り「私はただ走ることしかできないのですが、将熙は経験者らしく、後ろを振り返る余裕がありました。それに触発されて私も頑張ろうと思った瞬間、後ろでズルっと音が聞こえて、太田が転んでいたんです。『コケるところまで入れてくるなんて、すごいお芝居!』と思って後で褒めたら、『実はあれ、本当に転んだんだ…』と言われて驚きました」と語り、太田のポンコツエピソードを紹介した。その様子に、村重は「これが蛙化現象か」と思ったと述べ、会場に笑いが広がった。
太田のエピソードを村重から聞いていた吉田は、「太田が何かするたびに面白くなっちゃいました」と振り返り、その結果、太田が牛乳を一気飲みするシーンで吉田が笑ってしまい、NGが出てしまったと明かした。そのため、シーンは3~4テイクの撮り直しとなった。村重は「シリアスなシーンで、吉田が本気で演技している横で肩を震わせ、さらに太田のお腹がギュルギュル鳴っていたんです」と回顧し、松野監督も「ドリフのコントのように飲みすぎていましたね」と、太田の様子を気の毒そうに語った。
また、村重について、太田は「バラエティで見ていて、どんな人なのかなと思っていましたが、顔合わせの際、室内で大きなサングラスをかけ、デカいボストンバッグを持って登場し、低い声で『おはようございまーす』と言ってきた時に、スタッフ10人くらいを連れているように見えて、『ヤバい!』と思いました。ところが、実際には気さくに話しかけてくれて、台本も本読みの段階で完璧に覚えていて、プロだなと感心しました」と話し、村重は照れくさそうに「意外と真面目なんです」と笑顔で応じた。
「高嶺のなでしこ」のメンバーに映画を観た感想や印象に残ったシーンを尋ねると、ホラー映画好きな城月は「最初に村に迷い込んだシーンが特に印象的でした。鍵がかかっていたり、管理人が登場したりして、少し不穏な雰囲気が漂うことで、ホラー映画が始まったなと感じられました。このシーンが一番好きです」と語った。
一方、東山は「牛乳を一気に飲むシーンが特に気に入っていて、その裏話を聞けたことが嬉しかったです」と話し、さらに「主題歌の歌詞と映画のセリフに同じフレーズが使われていて、物語の世界観がうまくリンクしている点が好きでした」と自分の感想を共有した。
ホラー映画が苦手だという籾山は、「ビデオを撮影しているシーンから物語が始まり、リアルな感覚を味わうことができました。ホラーすぎることなく楽しめて、村重さんが優しく話しかけてくれるような安心感がありました。その後、アクションシーンが加わり、恐怖と楽しさの両方を感じながら映画に没入できました」と、作品に対する感想を述べた。
イベントでは、登壇者たちが実際に体験した恐怖のエピソードや心霊体験を共有。城月は合宿中に金縛りに遭った体験を語り、籾山は廃墟でのMV撮影中にメンバーが次々と体調不良になるという心霊現象に遭遇したことを明かした。また、太田は自宅でゴキブリを見つけ、駆除業者に頼んだところ高額な請求をされ、実は詐欺業者だったという恐怖体験を披露した。
村重は自身の心霊スポットでのロケの思い出を紹介。廃旅館の「必ず出る巫女の部屋」で一人でロケを行った際、恐怖を感じてスタッフとテレビ電話で会話を続けたが、最終的には耐えきれず大声でスタッフを呼んだ。しかし迎えに来たスタッフは誰もいなく、音だけが響く不気味な状況に遭遇。「これは本当にヤバい」と感じた村重は、恐怖を抑えきれず叫び声を上げ、霊媒師によると、村重が騒ぎすぎたため霊が怒ったとされている。村重はその体験が放送されると「これは売れる!」と思ったが、放送ではそのシーンがわずか1分半に短縮されていたことが一番怖かったと振り返り、「もう心霊ロケには行かないと思ったが、翌年も行った」と苦笑いを交えながら話し、会場を盛り上げた。
本作での村重の演技に対して、松野監督はその女優としての才能を高く評価し、絶賛の言葉を送りました。この日、監督からサプライズで花束が贈られると、村重は驚きながら「え? プロポーズ?」と反応。その後、松野監督は「忙しいスケジュールの中で主演を務めていただき、本当にありがとうございました。また機会があれば、次回作でご一緒できることを楽しみにしています」と、次回作への期待を込めたコメントをしました。
村重はその言葉に感激し、「監督にお芝居を褒めていただけて本当に嬉しいです。最初は自信がなかったので、こう言っていただけるなんて驚きました。正直、これが最後の映画出演になると思っていたんですけど、皆さんが『また出た方がいいよ』と励ましてくれて、もし次のチャンスがあれば挑戦してみようかなと思えるようになりました。本当に素晴らしい経験をさせていただき、ありがとうございました!」と感謝の気持ちを語りました。
【出演】 公式X:@demonvirus2025 |