欲望に目がくらんだ人間に降りかかる、極上の恐怖。日常生活に潜む、身の毛もよだつ6つの怪談。韓国気鋭のホラー監督たちが集結し、日常を一転させる壮絶な最恐ウェブトゥーンを映画化した『怪談晩餐』が7月19日(金)より全国ロードショーとなる。
この度、監督インタビューとメイキング写真が解禁された。
韓国ホラー映画界を率いてきた5人の監督が集結
韓国ホラー映画の系譜を受け継いできた代表監督たちによるコラボレーション作品である本作は、カカオページの大人気ウェブトゥーン『Tastes of Horror』で連載され、若者を中心に絶大なる人気を得たホラー漫画が原作。監督は、『ブラインド』のアン・サンフン、『ホテルレイク』のユン・ウンギョン、『殺人漫画』のキム・ヨンギュン、『時間回廊の殺人』のイム・デウン、『シャーク 覚醒』のチェ・ヨジュン等、K(韓国)ホラーの担い手たち。
出演は、EL7Z UPのメンバーであるイェウン、元CLCのスンヨン、スンヒ、「イカゲーム」のキム・ジュリョン等、期待の若手から実力派俳優まで、豪華な顔ぶれが揃う。動画配信者や受験生など若者を主役とした物語も多く、日常生活に潜む恐怖を描いた本作は、Z世代・α世代を魅了する極上のホラー作品に仕上がっている。
ダンスや入学試験、ライブ配信といった日常的で現代的な題材を背景に、今まで誰もが口を閉ざしてきた6つの衝撃的な怪談で新鮮な恐怖を届ける。欲に目がくらんだ者たちが遭遇する、死をも凌駕する恐怖を描き、その現実味ある恐怖と不気味さから、連載時よりホラーファンを魅了してきた。日常生活の中で一度は耳にしたことがある怪談の本質に触れ、観客をリアルで新鮮な恐怖へと陥れる。3大ファンタスティック映画祭のひとつでもある第55回シッチェス・カタロニア国際映画祭に公式招待され、第5回国際タイ映画祭では作品賞を受賞。さらに、第26回プチョン国際ファンタスティック映画祭からも公式招待を受けされるなど、類いまれな芸術性についての評価も高く、極上のホラー映画として目の肥えた世界中のホラーファンを魅了した。
監督インタビュー&メイキング写真解禁
「ディンドンチャレンジ」のアン・サンフン監督は「『はかない欲望をかなえる代償として魂を壊す』魔女を『ウィッシュウィッチ(願いをかなえる魔女)』と名付け、ヴィジュアルを考えました」と、ダンス・チャレンジに参加した女子高生たちを襲うミステリアスなキャラクターを生み出したという。
「四足獣」のユン・ウンギョン監督は「観客がユギョンの精神世界に深く入り込めるよう、モンタージュ技法を使いました。ユギョンがじわじわと狂気に堕ちてゆく姿を、捧げものを求める自身のドッペルゲンガーという邪悪な存在とともに見せることで、望む効果を最大化する効果的な対比を生みだすことができました」と、受験のストレスに苦しむ主人公ユギョンの夢の場面について振り返った。
「入居者専用ジム」のキム・ヨンギュン監督は「私は、人間の原初的な本能を追求するホラー映画が好きです。特に、主人公の潜在意識の深みを追うことに関心があって、特定の舞台でそのような心理状態を表現することにこだわっています」とスポーツ・ジムという空間でのシチュエーション・ホラーに込めた想いを語った。
「リハビリ」のイム・デウン監督は「人間が自分の目の高さの視点からしか世界を見ることができないように、ネズミなど他の動物は、人間とは異なる視点から世界を見ているだろう、と私は考えました。そこで同じ場所でも、見方によってはゆがんで見えるだろうと想像してセットを設計しました。そういった不気味な雰囲気を、デザインに落とし込みたかったのです」と、負傷した消防士が不可解な臨床試験に参加させられるシーンの撮影セットへのこだわりを明かした。
「ジャックポット」、「モッパン」のチェ・ヨジュン監督は、二人の大食い系YouTuberの対決を描いた「モッパン」の撮影で「互いのスクリーンが見えるように2台のカメラをセットし、二つのセットを至近距離に設置して、リアルな演技を引き出せるように実際のモニターを女優たちに向けました。ほとんどのシーンを同時進行で撮影しました」と撮影の裏側について語っている
「モッパン」