本年度屈指の話題作で、メイン館の Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下での上映が大好評を博した、イタリアが世界に誇る巨匠マルコ・ベロッキオ監督『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』から、マルコ・ベロッキオ監督を筆頭に、ファブリツィオ・ジフーニ、トニ・セルヴィッロら出演俳優たちが本作の魅力を語るメイキング映像が到着した。さらに、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下でのアンコール上映も決定した。
本作は、巨匠マルコ・ベロッキオが、ヨーロッパ現代史上、類を見ない大事件「アルド・モーロ誘拐事件」を題材に、壮大な人間模様を、史実にフィクションを織り交ぜながら力強くも絢爛たる筆致で描き切った一大巨編。1978年3月のある朝、元首相で、キリスト教民主党の党首のアルド・モーロが、極左武装グループ「赤い旅団」に襲われ、誘拐された。冷戦下で混迷を極め、テロや暴動が蔓延り、“鉛の時代”と呼ばれていたイタリアで起きた国家を揺るがす大事件の裏側で、その時一体何が起こっていたのか。ベロッキオは、“羅生門方式”とも言える、事件に関わった人物たちのそれぞれの6つの視点から再構築した。
このたび監督や出演俳優たちが本作の魅力を語るメイキング映像が到着。プロデューサーのロレンツォ・ミエーリが本作の成り立ちを「監督の映画への執念から生まれました」と語るシーンからはじまり、マルコ・ベロッキオ監督は制作動機を、「『夜よ、こんにちは』と対をなすシリーズを作ろうと思った」と語り、主演を務め、第78回ナストロ・ダルジェント賞、第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で最優秀主演男優賞を受賞したファブリツィオ・ジフーニは、本作が事件の周縁にいた様々な人間の視点から描かれることを説明、「モーロ誘拐には“前”と“後”があるといいます」と意味深長な言葉を残している。
またパウロ6世を演じ、第68回ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞助演男優賞にノミネートされたトニ・セルヴィッロは「これは驚きを与える作品だと思う」と熱弁、モーロの妻であるエレオノーラ・モーロを演じたマルゲリータ・ブイや、内務大臣フランチェスコ・コッシーガを演じたファウスト・ルッソ・アレジは、自身の役どころについて語っている。
さらに赤い旅団のメンバーであるアドリアーナ・ファランダを演じたダニエーラ・マッラは「監督が提示してくれる視点がとても興味深かった」、同じく赤い旅団メンバーのヴァレリオ・モルッチを演じたガブリエル・モンテージは「私にとっては映画学校だった」とそれぞれ俳優人生で思い出深い撮影だったことを振り返っている。
そして夏の公開が大好評となり、再上映を望む声が多数あったBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下(https://www.bunkamura.co.jp/cinema_miyashita/、外部サイト)でのアンコール上映が決定。11/22(金)から12/5(木)までの2週間限定上映で、タイムテーブルは、連日10:50から前編(Ⅰ-Ⅲ)が、14:15から後編(Ⅳ-Ⅵ)が上映される。
さらに年末には下高井戸シネマ(http://www.shimotakaidocinema.com/index.html、外部サイト)での上映も決定。こちらは12/27(金)から12/30( 月)までの4日間限定上映となる。
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』(https://www.zaziefilms.com/yorusoto/、外部サイト)は全国で絶賛公開中。
『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』は全国で絶賛公開中。
夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
全国絶賛公開中
監督・原案・脚本:マルコ・ベロッキオ
原案:ジョヴァンニ・ビアンコーニ、ニコラ・ルズアルディ 原案・脚本:ステファノ・ビセス 脚本:ルドヴィカ・ランポルディ、ダヴィデ・セリーノ 撮影監督:フランチェ
スコ・ディ・ジャコモ 編集:フランチェスカ・カルヴェッリ 美術:アンドレア・カストリーナ 衣装:ダリア・カルヴェッリ 録音:ガエターノ・カリート 音楽:ファビオ・マ
ッシモ・カポグロッソ 製作:ロレンツォ・ミエーリ、シモーネ・ガットーニ
出演:ファブリツィオ・ジフーニ、マルゲリータ・ブイ、トニ・セルヴィッロ、ファウスト・ルッソ・アレジ、ダニエーラ・マッラ
2022 年/イタリア/イタリア語・英語/340 分/カラー/1.85:1/5.1ch
原題:Esterno notte 英題:Exterior, Night 字幕翻訳:岡本太郎 映倫:区分 G
後援:イタリア大使館 特別協力:イタリア文化会館
配給:ザジフィルムズ
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