中国の新鋭・彭偉(ポン・ウェイ)監督による長編デビュー作で、海辺の町を舞台に家族愛を描く『夏が来て、冬が往く』が12月27日(金)より全国順次公開。このたび予告編が解禁された。
本作は、中国の美しい海辺の町を舞台に、幼い頃、家の都合で養子に出された主人公・ジャーニーの心の軌跡と家族愛を描いた物語。家父長制による男尊女卑の考えや、かつて多く見られた養子のならわしを織り交ぜながら、家とは、家族とは、男女のあり方とは?を真っすぐに問いかける。
今回解禁された予告編は、「14歳の私」と養父のシーンから始まる。それから14年、広東市に住むジャーニーは、結婚を機に家を購入するかどうかで恋人・ジーユエンと意見が合わず、彼からのプロポーズの返事を先延ばしにしていた。ある電話をきっかけに、ジャーニーは生家の家族と連絡が取れ、実父の葬儀へ参列することになる。初めて会う母、初めて会う二人の姉と弟。長女のウェンフォンは生家で過ごしてきたが、次女のシャオリーもまた養子に出されていたことを知る。三姉妹は互いの心を癒しながら日々を過ごす。
静かにゆっくりと心が揺さぶられ、また人間が愛おしくなる。
時折、ジャーニーは幼い頃の養父とのささやかな時間を思い出し、家族や家のことを改めて考え始めるが、母が自分を探したのは、別の目的があったことを知る…。予告映像は俳優・池松壮亮から寄せられた「現代中国に生きる女性の再会を描き、季節が移ろうように自然の流れに委ねながら、静かに温かく寄り添う。」というコメントで締めくくられている。
監督は、日本大学芸術学部で映画製作を学んだ経験を持つ、中国の新鋭、彭偉(ポン・ウェイ)監督。長編デビュー作ながら、繊細な筆致と詩的なカメラワークで、いくつかの実話から発想を得てオリジナル作品を製作。緩やかに流れる時間、ノスタルジックな雰囲気、伝統文化、都会の空が渾然一体となり、独創的な意欲作となった。
『夏が来て、冬が往く』は12月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
夏が来て、冬が往く
2024年12月27日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
STORY
広東市に住むジャーニーは、結婚を機に家を購入するかどうかで恋人・ジーユエンと意見が合わず、彼からのプロポーズの返事を先延ばしにしていた。ある電話をきっかけに、ジャーニーは生家の家族と連絡が取れ、実父の葬儀へ参列することになる。初めて会う母、初めて会う二人の姉と弟。長女のウェンフォンは生家で過ごしてきたが、次女のシャオリーもまた養子に出されていたことを知る。三姉妹は互いの心を癒しながら日々を過ごす。時折、ジャーニーは幼い頃の養父とのささやかな時間を思い出し、家族や家のことを改めて考え始めるが、母が自分を探したのは、別の目的があったことを知る・・・。
出演
シュエ・ウェン チェン・ハオミン ゼン・ユンジェン ヤン・ハンビン ワン・ヤージュン
監督|彭 偉(ポン・ウェイ)
製作|MICRO ENTERTAINMENT TIMES FILM CO. LTD.
エグゼクティブプロデューサー|王崇禮(ワン・チョンリー) 宋 薇(ソン・ウェイ)
監修|楊世真(ヤン・シーヂェン) 宮澤誠一 プロデューサー|曹 偉(ツァオ・ウェイ) 脚本|单雅莉(シャン・ヤリ)
2023年|中国|カラー|98分|ビスタ|5.1ch レイティング:G
配給|アークエンタテインメント 配給協力|クロスメディア
©MICRO ENTERTAINMENT TIMES FILM CO. LTD.