映画

『北極百貨店のコンシェルジュさん』完成披露試写会

アヌシー国際アニメーション映画祭、ファンタジア国際映画祭での上映を経て、ついに日本初お披露目となる本日。 満席の会場に豪華キャストとスタッフが登壇すると、会場からは大きな拍手が湧き上がった。そんな観客の期待に応 えるかのように、登壇者が一言ずつ挨拶した。
川井田:本日はお越しいただき本当にありがとうございます。収録の時からいち早く観ていただきたいと思っていた ので、こうやって映画をご覧になった後の皆さんのお顔を見ながらお話させていただくことがとても嬉しいです。今 日は短い時間ですがよろしくお願いいたします。
大塚:本日はお越しいただきありがとうございます。短い時間ですが、最後までよろしくお願いします。

津田:こんばんは、津田健次郎です。先程舞台裏で皆さんの感想の拍手をいただけて本当に嬉しかったです。本日はよ ろしくお願いいたします。
飛田:先程エルルさんは謎のペンギンと紹介されていましたが、東堂も人間ながら一番謎なんじゃないかなと思って おります。今日はよろしくお願いいたします。
潘:皆様本日は北極百貨店へご来場いただきまして誠にありがとうございます(森の声で)。私自身も本日百貨店のコン シェルジュさんに選んでいただいたお靴で参りました。よろしくお願いいたします。
七海:先程も流れていた北極百貨店のテーマソングが、とても好きです。本日はみなさんと楽しい時間を過ごしてい ければと思いますので、よろしくお願いいたします。
花乃:この素敵な作品が一足早く、お客様に観ていただける日が来たと思い、本当に幸せな気持ちです。本日はよろし くお願いいたします。
板津監督:小さな会議室で始まった企画が、こんな華やかな方々と、大勢のお客さんに観ていただけるというのは、感 無量です。今日はよろしくお願いいたします。
さらに、アンバサダーを務める LiLiCo も駆けつけ、「みなさんこんばんは。アンバサダーを務めさせていただきま す LiLiCo です。映画は楽しんでいただけましたか?人は皆、自分の人生や他人のための“コンシェルジュ”だと思って います。自分の人生や周りの人の人生を最高なものにするためには、どんな職業においても、お家にいても、家族のた めに“最高のコンシェルジュ”にならないといけないですよね。そして監督は長編アニメーションの初監督ということ で、天才かよ!!」と挨拶をし、会場からは大きな拍手が湧き上がった。

続けて LiLiCo は、板津監督に「なぜこの作 品を作ろうと思ったのですか?」と問いかけると、監督は「元々西村さんの作品が好きで、ちょうど『北極百貨店のコ ンシェルジュさん』の連載が開始された時に、Production I.G の方と『次何か作りましょう!』という話をしていたの で、単行本を渡したことがきっかけです。」とコメントし、LiLiCo は「絵のタッチもすごく綺麗で繊細で、色合いも本 当に素敵でした!」と映画の感想を伝えた。
続いて、オーディションで役が決まったという川井田と大塚に、役が決まった時のエピソードを聞かれると、大塚は 「僕は最初トキワ役を受けに行ったら、『君はエルルで来てください』と言われたので、その後エルルのオーディショ
ンを受けて役が決まったんです。」とオーディション時のエピソードを披露。反対に川井田は「私は秋乃一本でした。 オーディションでは、1 回テストをやって少しディレクション頂いたらすぐ本番で終わりだったので、あまり手応え はなく、合格いただいて本当に夢のようです!」と嬉しそうにコメントした。
さらに、オファーを受けた時の気持ちを聞かれた津田は「 原作を読ませていただいて、めちゃくちゃ良い本で、とても 素敵なキャラクターを演じられるということで、収録が楽しみでした。」と原作やウーリーの役に惚れ込んだと語った。 続けて七海は「私も最初違う役をオーディションでいただいていたのですが、原作を読んでどうしてもクジャク役を やってみたいと思い、『よかったらこちらも聞いていただけないでしょうか!』とお願いをして、クジャク役に決まり ました。誰がみても穏やかな気持ちになれるところや、老若男女問わず楽しめる、こんな素敵な作品に出たいという 思いを込めました。」と熱く語ると、板津監督は「実は七海さんと花乃さんが出ていただけると聞いて、絵にキラキラ を増量したんです!」と貴重な制作秘話を披露し、会場を沸かせた。
次に話題は、アフレコ収録時のエピソードについて。川井田は「 前日の夜、どんなに練習しても自分の思う秋乃になら なくて、不安の中初日を迎えたのですが、現場で他の方のお芝居を聞くとだんだん自分が秋乃になっていく感じがし て、秋乃と一緒に私自身も成長したなと思いました。」と告白した。これに対し津田も「本当に秋乃そのもので、最初 はスタジオの端の方に新人オーラ全開に座っていて。(笑)」と 川 井 田 の 様 子 を 振 り 返 っ た 。さ ら に 津田は「現場はすご く和やかで、シーンによっては緊張感がある部分もありましたが、本当に芝居をしていて凄く楽しかったです。ウー リーは身体が大きいので、僕たちとは生きるリズムが違うと思い、そこは意識しました。」と役作りについても語った。 続けて川井田の先輩コンシェルジュ・森を演じた潘は「アフレコが始まる時に監督から、『コンシェルジュはお客さま の求めるその先にあるものを見極めて提供する、そんなお仕事であることを描きたい』とお話しいただきました。今 回新人の時にお世話になった音響の菊田さんとまたご一緒できて嬉しかったですし、昔は新人だったけど、今回は後 輩を指導する先輩コンシェルジュの役として、川井田さん演じる秋乃に寄り添って、見せられるものを与える、そん な役割をいただいたんだなと思いました。」と先輩声優らしい心温まるエピソードを披露した。

さらに、七海演じるクジャクの彼女役を演じた花乃は「七海さんが、『アドリブで愛の囁きを長く欲しい!』とオーダ ーされた時があったのですが、愛の言葉が出るわ出るわで!(笑)私も宝塚時代に、男役さんから愛の言葉を沢山囁かれ ていた経験があり慣れていたので、その感覚が懐かしくて嬉しくて、収録当日は興奮の方が多かったです!」と笑顔 で答え、クジャクのファンだという LiLiCo は「ジェラシーですね!!」と悔しさを見せ、会場は笑いに包まれた。

ここで、主題歌アーティストの Myuk も登場し、主題歌を生歌唱するが発表された。MC の呼びかけに合わせて登場 した Myuk は「主題歌を担当させていただきました Myuk といいます。こんな素敵な場に登壇させて頂いて、大変光 栄に思います。本日はよろしくお願いいたします。」と挨拶。主題歌「Gift」に込めた想いを「原作をじっくり読ませ て頂いて、本当にこの作品が大好きになりました。秋乃さんやコンシェルジュさん、そして動物のお客さんが、一生懸 命大切な人に、自分の強い気持ちや『ありがとう』を伝えようとしている姿や表情に触れて、『ありがとう』という気 持ち自体が贈り物だと思い、そんな気持ちを曲に込められたらいいなと思って作詞をしていきました。」と コ メ ン ト し た。
そして Myuk は本編のスペシャル映像に合わせて「Gift」を生披露し、会場のボルテージは最高潮に!
その後北極百貨店の氷像と共にフォトセッションを行い、川井田が「本日はお越しいただき本当にありがとうござい ます。今キャストの方や、監督、Myuk さんのお声を聞いて、『もう一回観たい!』と思いましたよね?私自身もそう 思ったので、10 月 20 日公開されましたら、ぜひお友達や大切な方、お一人でも、劇場に観に来て欲しいです。この 作品がより多くの方の心に届くことを願っております。本日はありがとうございました。」と 笑 顔 で メ ッ セ ー ジ を 送 り 、イベントは大盛り上がりで幕を閉じた。

映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』作品情報

公開日 2023年10月20日公開予定
キャスト 監督:板津匡覧
原作:西村ツチカ
出演(声):川井田夏海 大塚剛央 飛田展男 潘めぐみ 藤原夏海 吉富英治 福山潤 中村悠一 立川談春 島本須美 寿美菜子 家中宏 七海ひろき 花乃まりあ 入野自由 花澤香菜 村瀬歩 陶山恵実里 氷上恭子 清水理沙 諸星すみれ 津田健次郎
配給 アニプレックス
制作国 日本(2023)
上映時間 69分
公式サイト https://hokkyoku-dept.com/

(C)2023 西村ツチカ/小学館/「北極百貨店のコンシェルジュさん」製作委員会

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