『化け猫あんずちゃん』名バイプレイヤーたちがアニメの世界に！新場面写真解禁！

今回解禁となったのは、『化け猫あんずちゃん』に登場する閻魔大王、貧乏神、カエルちゃん、たぬきといったユニークなキャラクーたちの場面カット。
実写の映像を元にアニメーション化する「ロトスコープ」の手法で作られた本作。俳優たちが実際に各キャラクターを演じ、山下監督を中心にまず実写で撮影を実施。その細部にわたる芝居のエッセンスを抽出し、久野監督を中心にアニメーション化している独自の制作過程も注目を集めています。

映画オリジナルキャラクターである地獄の閻魔大王役を演じるのは、『苦役列車』、『ハードコア』と山下敦弘監督の他作品にも出演経験のある宇野祥平。撮影時にはキャラクターと同じ閻魔大王の衣装を身に纏い、凄みのある演技を見せつけます。また、貧乏神役を、映画・ドラマ・舞台と多くの作品で独自の存在感を放つ水澤紳吾が演じ、実際に褌を締めた“貧乏神スタイル”で撮影に挑んだ。そして穴を掘って暮らしている自称大妖怪・カエルちゃん役を、黒沢清監督作品『Chime』で主演を務める吉岡睦雄、カエルちゃんの知り合いのたぬき役を「スカート」としての音楽活動でも注目を集めている澤部渡が担当！

個性豊かな俳優たちが、実際にキャラクターをイメージした衣装を身に纏い撮影を敢行していますが、スクリーンで目にするその姿は久野監督がデザインしたチャーミングなキャラクターとなっています。
実写映像から動きはもちろん音声も使用しており、アニメーション作品への声優としての参加とは一味違った、アニメーションキャラクターながら、どこか俳優らの要素が感じられるビジュアルで、本人の芝居が全面的に活きたキャラクターに仕上がっています。

キャラクターデザインも担当した久野遥子監督は各キャラクターのこだわりポイントについて「閻魔大王ということで初めはいかにもなデザインで考えていたのですが、宇野さんの静かで怖いお芝居が活かせるよう宇野さんの顔の印象に寄せる方向で考え直しました」「猛暑の撮影現場でふんどし一丁で歩く水澤さんはあまりに貧乏神そのものでしたので、大切に作画しようと心に決めました」「吉岡さんの演じるカエルちゃんには原作漫画からそのまま出てきたようなキュートさと同じくらいのリアルさがあり、作画スタッフ一同癒されながら描いていました」「澤部さん演じるたぬきはポーカーフェイスながらにどこか優しい気質が感じられ、それが動きの柔らかさにも出ていたように思います」とコメント。
アニメの世界観に溶け込みながらも、それぞれキャストの特徴を捉えたユニークで活き活きとしたキャラクターにご注目ください！

閻魔大王　地獄の閻魔大王。／宇野祥平

＜久野監督こだわりポイント＞
閻魔大王ということで初めはいかにもなデザインで考えていたのですが、宇野さんの静かで怖いお芝居が活かせるよう宇野さんの顔の印象に寄せる方向で考え直しました。髭についた２つの小さなリボンは唯一の茶目っ気です。

貧乏神　人にとりつこうとしているがあんずちゃんに阻止されがち。／水澤紳吾

＜久野監督こだわりポイント＞
猛暑の撮影現場でふんどし一丁で歩く水澤さんはあまりに貧乏神そのものでしたので、大切に作画しようと心に決めました。少ない髪の毛、ひげ、すね毛…と毛が印象的なキャラですがたまにチラ見えする鼻毛にもご注目を！

カエルちゃん　自称大妖怪。穴を掘ってくらしている。／吉岡睦雄

＜久野監督こだわりポイント＞
吉岡さんの演じるカエルちゃんには原作漫画からそのまま出てきたようなキュートさと同じくらいのリアルさがあり、作画スタッフ一同癒されながら描いていました。意外と喜怒哀楽が豊かなカエルちゃん、その表情も楽しんでほしいです。

たぬき カエルちゃんの知り合い。／澤部渡

＜久野監督こだわりポイント＞
原作漫画ではちょっとあんずに冷たいたぬきですが、澤部さん演じるたぬきはポーカーフェイスながらにどこか優しい気質が感じられ、それが動きの柔らかさにも出ていたように思います。

2024年7月19日(金)全国公開