『ワイスピ』シリーズ第1作、『ワイルド・スピード』が、洋画専門チャンネルのザ・シネマにて新たな吹替で蘇る。『(吹)ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】【4Kレストア版】』メインキャスト4人の収録後コメントが届けられた。さらに、2024年1月23日には吹き替えキャスト登壇の完成披露試写会の開催が決定した。
『ワイスピ』シリーズ1作目~3作目の吹替版はそれぞれ異なる声優がキャスティングされていた。ドミニク役は内田直哉(1作目、3作目)ブライアン役は森川智之(1作目、2作目)など(ソフト版)。4作目『ワイルド・スピード MAX』から最新劇場公開作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』までは、ドミニク役・楠大典、ブライアン役・高橋広樹ら吹替声優が固定レギュラー化した。その“ワイスピ吹替ファミリー“が22年前に公開された伝説の1作目『ワイルド・スピード』を新録吹き替えすることで、吹替版一挙放送に一貫性が生まれる。
《『ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】吹き替えキャスト・意気込みコメント》
●楠 大典(くすのき たいてん)/ドミニク・トレット役 (演:ヴィン・ディーゼル)
3月18日生まれ、東京都出身。ヴィン・ディーゼルを筆頭に、ドウェイン・ジョンソン、ジェイミー・フォックス、デイヴ・バウティスタ、タイリース・ギブソンなど数多くの吹替えを担当している。アニメの代表作は『TIGER & BUNNY』(ロックバイソン/アントニオ・ロペス役)、『テニスの王子様』(真田弦一郎役)など。
最初の作品に関わってないのは、心残りではありました。先代の役者さんたちをリスペクトしてることや、2作目で私はローマンを演じているのでちょっと複雑ではありますが、シリーズ通せるというのがとても重要だと思うので、原点の1作目を演じるにあたって、4作目からのメンバーでもう一度演じることで完結するのではないか、という思いがあります。22年前というとプレッシャーがありますが、みんなの期待を裏切らないように演じるので楽しみにしていてください。
●高橋 広樹(たかはし ひろき)/ブライアン・オコナー役 (演:ポール・ウォーカー)
9月7日生まれ、東京都出身。1994年に『マクロス7』でデビュー。『テニスの王子様』菊丸英二役作品で注目を集め、2000年代から洋画吹替えへも活動の場を広げる。ポール・ウォーカー、ジェイク・ギレンホールらの吹替えを担当するほか、『トップガン』(日本テレビ版)トム・クルーズ、『バットマン ビギンズ』(フジテレビ版)クリスチャン・ベイルなど。★CDデビュー20周年新曲「Step To A New Beginning」
再びポールの吹き替えを担当させて頂けることに感謝の気持ちで一杯です。リハーサル用映像を見させて頂いた瞬間、そこ知れぬ懐かしさが溢れ出しました。ですが、自分は当時の吹き替えに関わってはいないということもあり、今回は全く新しい作品に臨む新鮮な感覚も同時に感じています。潜入捜査中に自らが嫌疑をかけている人物ドミニクとの友情の芽生え、その家族と恋に落ち…というブライアンの複雑な心の葛藤を、真摯に演じさせていただければと思います。
●甲斐田 裕子(かいだ ゆうこ)/レティ役 (演:ミシェル・ロドリゲス)
1月14日生まれ、神奈川県出身。洋画吹替え・アニメ・ゲーム・舞台・ナレーター等、様々な分野で活躍中。近作に『ワンダーウーマン』ワンダーウーマン役(ガル・ガドット)、『ダウントン・アビー』メアリー役(ミシェル・ドッカリー)、『ゴシップガール』セリーナ役(ブレイク・ライブリー)、『TIGER & BUNNY』(アニエス・ジュベール役)など。
ワイスピ1作目をついに吹き替えることができます!みんな若い!どうやって演じようかワクワクしています。完成が楽しみです。ご期待ください!
●園崎 未恵(そのざき みえ)/ミア・トレット役 (演:ジョーダナー・ブリュースター)
2月7日生まれ、東京都出身。洋画吹替を中心にアニメ、舞台など多岐に渡る分野で活躍中。『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』グレース役(ヘイリー・アトウェル)、『マイ・インターン』ジュールズ役(アン・ハサウェイ)、ゲーム『ぷよぷよ』シリーズ(アルル/クルーク役)など。
サーガの始まりをこうして吹き替える機会を頂けて本当に嬉しいです。当たり前ですが、みんな若い…!そしてポール・ウォーカーが健在である映像に、現実を思い出して寂しくもありますが…楽しんで頂けるよう、精一杯頑張ります。ミアの乗るインテグラTYPE Rをはじめ、あの時代にワクワクした国産車両も盛りだくさんです。シリーズ完結が告知された今、改めて原点に立ち返るひととき。わたしもめいっぱい、楽しみます!
甲斐田 裕子(以下、甲斐田):やった! ついにきた! という感じですね。
楠 大典(以下、楠):みんな4から出てるから、メンバーとしてはみんな本当は1からやりたかったと思うんです。でも思ってたとしても、やっぱり言い出せないというのもあるし。
昔と違って同じ作品で吹替えを何本も撮るような時代でもなくなってきて、劇場版をつくったら
もう終わりみたいな感じですからね。ただみんな本当はやりたいなとは思っていたと思います。
甲斐田:(内田)直哉さんと森川さんのものもすごくいいんですけど、メンバーとしていつもの『ワイスピ』とは違う作品と感じる人もいるかもしれない。でもそれがこのままのメンバーでできたということで。良かったなと思います。
高橋 広樹(以下、高橋):ただどこかで「同じ役者、同じ役を、他の方もやってるんだ」というのはあったんですよね。それは別にネガティブなことではなくて、俺だけのものではない、という認識があった中で、今回『1』をやれることになって、自分の中ではひと段落ついた感じ。特に僕は1回卒業しちゃったから……。
甲斐田:卒業とか言うなよ。ファンが悲しむじゃない。
高橋:なんていえばいいの?
楠:家事手伝いとか? (一同笑い)
高橋:よくわからないんですけど(笑)。でもこれでシリーズを通してやれたから。これで完走できるのかなという風な気がしました。あ、でも2はまだやってないか。
園崎 未恵(以下、園崎):でも劇場で新作が公開された時には、テレビで(過去作が)放送されるんですけど、その時はこのメンバーが定着してきているので。それこそ過去作の一挙放送などもそうなんですけど、今まで全シリーズをやると、お客さんから『1は違うんですね』と言われることがあって。そこに一抹の寂しさみたいなのがずっとあったんですよ。だからこうやってやれることは本当に嬉しいですし、そんな機会はそうそうないだろうなみたいな気持ちもずっとあったので。いろんなバージョンの吹替えがある中で、ようやく現行メンバーの吹替えもそこに加えられるといううれしさは感じましたね。
楠:ただわれわれも、たまたま4から大当たりしちゃったからこそ、ここまで続けてこれた、というのはあるんです。これは本当に偶然のキャスティングであって。われわれが正しいメンバーである、という感覚はないわけですよ。やはり(内田)直哉さんのヴィン・ディーゼルも好きだったし。そういう意味ではいろんな種類の吹替えが観られたらいいなと思いますし、視聴者の皆さんにもいろんな楽しみ方をしてほしいなとは思っています。
園崎:昔はそれこそ放送する局によってキャストが全部変わったし、ビデオソフト版もキャストが変わっていたじゃないですか。映画の楽しみ方のひとつとして、吹き替えの違いを楽しむっていう文化が、当たり前のようにあったと思うんですよ。今では劇場で公開したら、全部の媒体が同じキャストで進められるというのが基本ですが、日本語吹き替え版も、キャストの違いによって、同じ作品なのに違う楽しみ方ができるんだよ、というのを知ってもらえるきっかけにもなるといいなと思っています。
最新作の「ワイスピ」ファミリー吹替キャストが集結し、22年前のシリーズ1作目を新たに吹き替え収録した『(吹)ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】【4Kレストア版】』を初お披露目!さらに、声優の楠大典さん、高橋広樹さん、甲斐田裕子さん、園崎未恵さんが登壇し、トークイベント及び抽選会も開催予定!
- 登壇ゲスト:楠大典、高橋広樹、甲斐田裕子、園崎未恵 (予定)
- 日時:2024 年1 月23 日(火)18:30 開場19:00 開始 (予定)
- 会場:新文芸坐(東京都・池袋駅徒歩5 分)
東京都豊島区東池袋1丁目43−5 マルハン池袋ビル3F - 参加方法:特設サイトのプレゼント応募ページより申込者の中から抽選で100組200名様をご招待
- 締切:2024 年1 月9 日(火)23:59
- 協賛:スカパーJSAT株式会社
- ザ・シネマ新録版特設ページ:https://www.thecinema.jp/special/shin-roku/
- 完成披露試写会応募ページ:https://www.thecinema.jp/post/present
『ワイルド・スピード【ザ・シネマ新録版】【4Kレストア版】』は2024年1月28日(日)21:00、ザ・シネマにて初回放送。そのほか放送予定は特設ページにて。
https://www.thecinema.jp/special/wildspeed/