映画

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』ロング予告公開

5月9日に公開されるケイト・ウィンスレット主演・製作総指揮の映画『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』のロング予告および新場面写真が公開された。

本作は、トップモデルから転身し、歴史的1枚“ヒトラーの浴室”を記録した、20世紀を代表する女性報道写真家で、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』主人公のモデルにもなった実在の人物リー・ミラーの数奇な運命を描く実話をもとにした伝記映画。本作が長編映画監督デビュー作となったエレン・クラスが監督を務めた。

公開されたのは、初お披露目となる本編シーンが含まれたロング予告が。主に戦地でのリーの姿を収めたシーンが新たに追加されており、「女は戦場に送らない」「女性に入る権利はない」と言われるも、男性ばかりの最前線でひとり、荷物を抱えて力強く歩みを進め、いくつもの困難に立ち向かって現状を打破していく姿が描き出されている。さらに映像内では、1945年ブーヘンヴァルト強制収容所とダッハウ強制収容所が解放されたその日に、現地に初めて足を踏み入れた時の悲惨な現実を記録するシーンも。その恐ろしく悲しい真実に苦悩し葛藤する様子も切り取られている。そして「悲惨な所だと覚悟はしていた。戦場は想像と違った。現実だった」と語る。彼女がカメラを通して伝えたかった真実は何だったのか。

一方で、戦地でリーと行動を共にし、生涯の友人となった『LIFE』誌のフォトジャーナリストであるデイヴィッド・シャーマン(アンディ・サムバーグ)と絆を深める様子や、リーの写真を取り上げた英国版『VOGUE』の編集長オードリー・ウィザーズ(アンドレア・ライズボロー)との葛藤、そしてソランジュ・ダヤン(マリオン・コティヤール)やヌーシュ・エリュアール(ノエミ・メルラン)ら戦争に巻き込まれていく友人たちとの出来事も描かれている。

■公開情報

『リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界』
5月9日(金)全国ロードショー
出演:ケイト・ウィンスレット、アンディ・サムバーグ、アレクサンダー・スカルスガルド、マリオン・コティヤール、ジョシュ・オコナー、アンドレア・ライズボロー、ノエミ・メルラン
監督:エレン・クラス
製作:ケイト・ウィンスレット、ケイト・ソロモン
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
イギリス/2023/116分/英語、フランス語/翻訳:松浦美奈/原題:Lee
©BROUHAHA LEE LIMITED 2023