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『ポライト・ソサエティ』伝統衣装で回し蹴り!シーン写真10点

ロンドンのムスリム家庭に生まれ、スタントウーマンを目指してカンフーの修行に励む女子高校生が、とんでもない陰謀が隠された結婚から姉を救うべく立ち上がる物語。

到着した場面写真では、パキスタン伝統の華麗な民族衣装を纏ったリアが、不審な動きをする姉の婚約者の母親と結婚式で対峙する様子や、スタントウーマンを目指すために姉リーナと共に日々トレーニングを重ねる姿、リボンを結えた制服姿でクラスメイト同士と回し蹴りの大喧嘩をする様子など、ポップでハイテンションなアクションシーンが切り取られています。

 監督は、TVシリーズ『絶叫パンクス レディパーツ!』で高い評価を得た気鋭ニダ・マンズール。パキスタン系イギリス人であるマンズール監督は、「ジャッキー・チェンの映画、ボリウッドの映画、マトリックスなど、私が育ってきた映画にリスペクトを捧げ、シスターフッドをテーマにしたワイルドな映画を作りたいと思っていました」と明かしています。

ユニークでセンセーショナルな衣装を手がけたのは、本作と同じくマンズール監督が手がけた女性だけのムスリムパンクバンドが巻き起こす騒動を描いた青春音楽コメディ『絶叫パンクス レディパーツ!』で英国アカデミー賞の衣装賞を受賞し、エイミー・ワインハウスの伝記映画『Back to Black(原題)』の公開も控える新進気鋭のPC・ウィリアムズ。リアが着用している緑の刺繍ドレスには、1960年のインド映画『偉大なるムガル帝国』のヒロインの名にちなんで「アナールカリー(ザクロの蕾)」と呼ばれるクラシックな民族衣装を採用。着用する制服には様々な映画の衣装を研究し、女子校の制服は、本作のメッセージ性と衝突させないため過度にセクシュアル化しないように注意してデザインされたとのこと。グレーのスカートはあえて「裾を落として野暮ったい長さ」に設定、さらに複雑なプリーツ加工を施して「宙を舞うときの動きの多さ」を演出したと語っています。

製作は、『ベイビー・ドライバー』『レ・ミゼラブル』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』などのワーキングタイトル。サンダンス映画祭では批評家・観客双方からの絶賛を浴び、バラク・オバマ元米大統領の2023年お気に入り映画にも選出されました。

     

『ポライト・ソサエティ』(原題:Polite Society)

ロンドンで暮らす高校生リアの夢は、スタントウーマンになること。学校では変わり者扱い、親からも将来を心配される彼女の唯一の理解者は芸術家を志す姉のリーナだった。ある日そんな姉が、富豪の息子であるプレイボーイと恋に落ち、まさかの急展開で彼と結婚し海外へ移住することに。だが、彼の一族に不審な点を感じ取ったリアが独自に調査を開始すると、その結婚の裏にはとんでもない陰謀が隠されていた。これを知ったリアは姉を救うべく、友人たちとともに結婚式を阻止しようと立ち上がるのだった!

監督・脚本:ニダ・マンズール
製作:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー
音楽:トム・ハウ
撮影:アシュリー・コナー
キャスト:プリヤ・カンサラ、リトゥ・アリヤ
2023年/イギリス/英語・ウルドゥー語/104分/シネスコ/カラー/5.1ch/G/日本語字幕:田渕貴美子

日本公開:2024年8月23日(金)新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン 池袋、ヒューマントラストシネマ渋谷 ほかロードショー!
配給:トランスフォーマー
後援:ブリティッシュ・カウンシル
公式サイト
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