映画

『プレジデント』

日時:7月29日(土)
場所:池袋シネマ・ロサ
登壇:カミラ・ニールセン監督(ZOOM出演)、汐月しゅう(MC@劇場)

【ステージ グリーティング】

本日の公開記念舞台挨拶には、サンダンス国際映画祭でワールドシネマ・ドキュメンタリー審査員特別賞を受賞したドキュメンタリー映画『プレジデント』の監督、カミラ・ニールセン氏がデンマークからZOOMで登壇しました。司会は元宝塚歌劇団星組の汐月しゅうが池袋シネマ・ロサで務めました。

舞台挨拶では、『プレジデント』に込めた想いや、ジンバブエでの大統領選挙の展望について話がありました。現在、ジンバブエでは8月23日に大統領選が迫っており、民主主義の定着や法の支配の推進に向けた選挙支援や情報へのアクセス支援が必要とされています。

さらに、7月23日に行われたカンボジアとジンバブエの総選挙で与党が圧勝した点についても共通点として取り上げられました。こうした状況の中で、日本がジンバブエに2億円無償資金協力を行い、民主主義の推進や法の支配を促進するための選挙支援や情報へのアクセス支援を推進していることに期待が寄せられています。

『プレジデント』は、サンダンス国際映画祭での受賞により注目を浴びており、監督のカミラ・ニールセン氏が日本の観客に向けてメッセージを届ける機会となりました。ジンバブエの選挙に対する期待や日本の支援について考えさせられる舞台挨拶となったようです。是非多くの方にこの作品を観て、世界の現状を考える機会を持っていただきたいと思います。

【ストーリー】

物語は1980年の独立以来、ジンバブエ共和国を支配していたムガベ大統領がクーデターにより失脚した後の展開を描いています。ムガベ大統領の後継者として就任したムナンガグワは、大統領選で「平和で信用できる公正な選挙を行う」と公言しますが、対する野党のMDC連合は長年の腐敗に疲弊した国内政治体制の変革を求める立場に立ちます。

しかし、大統領選の4ヶ月前にツァンギライ党首が癌で死去し、MDC連合は新たな党首として若きカリスマと呼ばれるネルソン・チャミサを任命します。与党と野党の対立が激化し、多くの国内外のマスコミや国民が注目するなか、国の未来を決める投票が始まります。

【作品概要】

『プレジデント』

公式サイト:
https://president-jp.net/

公式ツイッターアカウント:
@PRESIDENTjp2023

キャスト:
ネルソン・チャミサ、エマソン・ダンブゾ・ムナンガグワ、ロバート・ガブリエル・ムガベ、ジャスティス・プリシラ・チグンバ、モーガン・ツァンギライ
監督:カミラ・ニールセン
2021年/デンマーク・ノルウェー・アメリカ・イギリス/115分/カラー/シネマスコープ/英語、ショナ語/配給:NEGA

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