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『プリンス ビューティフル・ストレンジ』あの日、世界を悲しみのパープルに染めた

孤高の天才 “プリンス” の真実に迫る傑作ドキュメンタリー『プリンス ビューティフル・ストレンジ』が、プリンスの誕生日である6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショーとなります。

突然の悲劇から8年……。あの日、世界中が悲しみの雨に濡れ、パープルで染まりました。多くの著名人が追悼コメントを寄せ、その早すぎる死を惜しみました。この度、当時寄せられた大物ミュージシャンからのコメントを一部紹介いたします。

孤高の天才“プリンス”の真実に迫る傑作ドキュメンタリー!

ファンクとロックとソウルを融合させ、音楽に革命をもたらし天才の名をほしいままにしていたミュージシャン・プリンス。80年代、自伝的映画『パープル・レイン』、同映画サントラのメガヒットで、一躍世界的スーパースターに。公式発売されたアルバムのトータル・セールスは1億5千万枚。12枚のプラチナ・アルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、生涯ロック・ポップス界の頂点に君臨し続けた。アメリカ・ミネアポリスで誕生したプリンスは、住民の99%が白人という環境下で、多感な青春時代を過ごした。公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウン等の黒人ミュージシャンも時折訪れた、地元のブラック・コミュニティ “ザ・ウェイ” での音楽的な原体験、恩師や家族が語る幼少期のエピソードは、興味深いものばかりだ。チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。孤高の天才が、如何にして誕生したのか、そして突然の悲劇まで、プリンスを愛する全てのファンに贈る傑作ドキュメンタリー。

マドンナ、エルトン・ジョン、ミック・ジャガーら多くの同業者の憧れであり、尊敬される存在だった

2016年4月21日、57歳の若さで急死した天才ミュージシャン・プリンス。その訃報を受け、多くの著名人が追悼コメントを寄せた。

マドンナは「彼は世界を変えた。本物の先駆者だったわ。なんてことなの、非常にショック」と、エルトン・ジョンは「とても悲しいニュースだ。これまで見たことがないほどの素晴らしいパフォーマーで、他の追随を許さないような音楽の天才だった」と投稿。U2のボノは「僕はモーツァルト、デューク・エリントン、チャーリー・パーカー、そしてエルヴィスにも会ったことがない。でも、プリンスには出会ったんだ」と、ミック・ジャガーは「革命的で過去30年間で最もエキサイティングなアーティストの一人だった。彼の才能は無限だった」と言い、ジョン・ボン・ジョヴィは「音楽において最もインスピレーションを受けた一人であり、友人であり、天才だ」とコメントした。

久保田利伸は「プリンスの音楽は、僕の音楽人生に多大な影響を与えました。彼の才能と情熱にはいつも驚かされ、尊敬しています。心からの哀悼の意を表します」と、布袋寅泰は「彼のギタープレイは、まさに革命的でした。プリンスがいなければ、今の音楽シーンは存在しなかったでしょう。彼の死は、音楽界にとって計り知れない損失です」と、YOSHIKIは「プリンスは僕のヒーローの一人でした、彼の音楽は、僕の人生に大きな影響を与えました」とコメントしプリンスを「創造の巨人」と称賛していた。

他にも多くのアーティストや著名人がプリンスを追悼し、彼の音楽と影響力を称えるメッセージを寄せた。生まれ育ったミネソタ州ミネアポリスを本拠地にするメジャーリーグのミネソタ・ツインズは、ターゲット・フィールド・スタジアムのスタンドをパープルで彩り、ミネアポリス市中心部にかかるロウリー・アベニュー橋も、パープルにライトアップされた。そればかりではなく、米国各地のランドマークは勿論、ウエブサイトや雑誌の表紙、新聞一面などがパープルに染まったという。プリンスの音楽は、世界中の人々に愛され、今なお多大な影響を与え続けている。

数々の伝説を生み出し続けたプリンスの“真実”に迫る映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』は6月7日(金)より新宿シネマカリテほか全国ロードショー。

『プリンス ビューティフル・ストレンジ』

出演:プリンス、チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズ他
監督:ダニエル・ドール
原題:Mr. Nelson On The North Side

2021年/カナダ/英語/68分/16:9フル/ステレオ 提供:キュリオスコープ、ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム

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