名匠リチャード・リンクレイター監督の待望の最新作『 ヒットマン』が9月13日(金)より全国ロードショー。このたび、グレン・パウエルとアドリア・アルホナの2ショットインタビュー 映像が解禁となった。
本作は1990年代に偽の殺し屋として警察のおとり捜査に協力していた人物の実話にインスパイアされた、ちょっぴりセクシーでスリリングなクライム・コメディ。普段は冴えない大学教授でありながら、おとり捜査で偽の殺し屋に扮し殺しの依頼をしてくる「依頼人」たちを次々と逮捕へ導いていくゲイリーを『トップガン マーヴェリック』のハングマン役で脚光を浴びたグレン・パウエルが演じる。また『モービウス』でヒロイン役を演じ人気急上昇中の次世代のミューズとも言われ、プライベートではジェイソン・モモアとの交際が報じられ話題沸騰中のアドリア・アルホナが、夫の殺害を依頼するも、ゲイリー扮する偽の殺し屋ロンに惹かれ、恋に落ちる魅力的な女性マディソンを演じる。監督は『6歳のボクが、大人になるまで。』 『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイター。
このたび解禁されたのはグレン・パウエルとアドリア・アルホナの2ショットインタビュー映像。二人の初対面のエピソードについて「リックがアドリアに会ったらすっかり惚れ込んで、君も会ってくれというので僕も会うことになった。その時僕もアドリアも禁酒期間中だったんだけど、すぐに盛り上がっちゃって最初は水だけ飲んで、それから『テキーラ1杯だけ』から始まり、それが8杯になり…飲みながら4時間くらい話したね」とグレンもリチャードもアドリアにゾッコンだった様子。
対するアドリアも「4時間一緒にいて沈黙がなく、居心地のいい人だなと思った。そして、そこにリスペクトと信頼が生まれた」とグレンを絶賛。リチャードの映画では、役者も一緒にストーリー、役、そして脚本を構築していくやり方が多いので、チームのように一体となって作っていくという。
そして、リンクレイター作品初のベッドシーンに話が及ぶと「初めはグレンとリチャードがかなり気を使って私を不快にしないように話してくれていた。あまりに礼儀正しいので、『二人ともただのセックスだよ、普通に話そうよ』と(話したの)」とアドリアからまさかのエピソードが飛び出すと、そこでも少し恥ずかしそうにグレンは笑いながら「デリケートな話だから(笑)」と紳士的な振る舞いを見せる。アドリアはさらに「いや、これは映画のために私たちがやらなきゃいけないことだから。脚本を書いている最中なんだから、書かなきゃいけないでしょう」と畳み掛けたという。
グレンは、「僕は脚本も担当して、自分が演じることになるセックスシーンを自分で書いたんだから」とかなり大変な作業だったよう。さらに二人は自分たちがセクシーだと思うもの、スクリーンではみたことがないようなものなどいろいろな写真を並べて、お互い選び、その時間がどう作られ、どうしたらその雰囲気に近づけるかを考え、お互いのイメージを擦り合わせていったという。アドリアはそういった映画作りについて「自分のセックスシーンに私自身が能動的に関われたから、自分が何をするのか、どんなことをしたいのか、私もシナリオを決める立場になれた。グレンもリックも一歩引いてくれて『あなたが決めることだ、あなた次第だ』と言ってくれた。こんなふうに自分のパワーを感じられたことはなかったし、もっとこういう機会が増えてほしいと思った」と熱弁した。このようにリンクレイター初のベッドシーンはアドリア主導で作られていったという。
ヒットマン
2024年9月13日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
STORY
ニューオーリンズで2匹の猫と静かに暮らすゲイリー・ジョンソン(グレン・パウエル)。彼は大学で心理学と哲学を教える一方で、地元警察に技術スタッフとして協力していた。ある日、おとり捜査で殺し屋役となるはずの警官が職務停止となり、ゲイリーが急遽代わりを務めることに。これをきっかけに、殺しの依頼人を捕まえるためにさまざまな姿や人格に変身する才能を発揮し、有罪判決を勝ち取るための証拠を引き出し、次々と逮捕へ導いていく。ところが、支配的な夫との生活に傷つき、追い詰められた女性・マディソン(アドリア・アルホナ)が、夫の殺害を依頼してきたことで、ゲイリーはモラルに反する領域に足を踏み入れてしまうことに。逮捕するはずの相手に対し「この金で家を出て新しい人生を手に入れろ」と見逃してしまう……!そして二人の関係はリスクの連鎖を引き起こしていくことに。
Staff
監督:リチャード・リンクレイター 『ビフォア・サンライズ恋人までの距離(ディスタンス)』(95)ほか「ビフォア」三部作 『スクール・オブ・ロック』(03) 『6歳のボクが、大人になるまで。』(14)
脚本:リチャード・リンクレイター&グレン・パウエル
Cast
グレン・パウエル 『トップガン マーヴェリック』(22) 『ツイスターズ』(8/1公開)
アドリア・アルホナ 『6アンダーグラウンド』(19) 『モービウス』(22) 「キャシアン・アンドー」(22)
オースティン・アメリオ 「ウォーキング・デッド」シリーズ(15~23)
レタ 『グッド・ボーイズ』(19) 『グレイテスト・ヒッツ』(24)
サンジャイ・ラオ
原題:HIT MAN/2023年/アメリカ映画/英語/115分/シネスコ/カラー/5.1ch/日本語字幕:星加久実
© 2023 ALL THE HITS, LLC ALL RIGHTS RESERVED
配給: KADOKAWA PG12