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『バッドランズ』日本初公開決定 第1弾ビジュアル&特報も

テレンス・マリックの初長編監督作品『バッドランズ』が、3月7日より新宿ピカデリーほかにて全国順次公開されることが決定した。

本作は、『天国の日々』や『シン・レッド・ライン』で巨匠の地位を確立し、『ツリー・オブ・ライフ』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した、アメリカ国立フィルム登録簿にも記載されているマリックの監督デビュー作。1970年代当時、日本では劇場公開が見送られ、1980年5月にTV放送の深夜映画枠で『地獄の逃避行』という邦題で初放送された。今回の劇場公開は日本初となる。

物語の舞台は1959年、サウスダコタ州の小さな町。15才のホリー(シシー・スペイセク)は、学校ではあまり目立たないが、バトントワリングが得意な女の子。ある日、ゴミ収集作業員の青年キット(マーティン・シーン)と出会い恋に落ちるが、交際を許さないホリーの父(ウォーレン・オーツ)をキットが射殺した日から、2人の逃避行が始まる。ある時はツリーハウスで気ままに暮らし、またある時は大邸宅に押し入り、魔法の杖のように銃を振るっては次々と人を殺していくキットの姿を、ホリーはただ見つめていた。

 

2人が出会い恋に落ち、逃避行へと出発する姿をリズミカルに捉えた特報映像も公開。本作の大ファンだったというトニー・スコットが『トゥルー・ロマンス』で引用し、またソフィア・コッポラも『プリシラ』で用いた作曲家カール・オルフによるテーマ曲「ムジカ・ポエティカ」のマリンバの音色も印象的だ。

あわせて公開された第1弾ビジュアルには、「彼と一緒なら、地の果てまでも行けると思った」のキャッチコピーとともに、見つめ合うキットとホリーの姿が描かれている。

■公開情報
『バッドランズ』
3月7日(金)より、新宿ピカデリーほか全国順次公開
出演:マーティン・シーン、シシー・スペイセク、ウォーレン・オーツ、ラモン・ビエリ
脚本・製作・監督:テレンス・マリック
製作総指揮:エドワード・R・プレスマン
撮影:ブライアン・プロビン、タク・フジモト、ステヴァン・ラーナー
美術監督:ジャック・フィスク
音楽作曲・指揮:ジョージ・ティプトン
提供:キングレコード
配給:コピアポア・フィルム
1973年/アメリカ/カラー/1.85:1ヴィスタサイズ/5.1ch/DCP/94分/原題:Badlands
©2025 WBEI
公式サイト:badlands2025.com
公式X(旧Twitter):@badlands_jp