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『ニューヨーク・オールド・アパートメント』に著名人から推薦コメント

NYの片隅で疎外されて生きる母と息子たちの痛切な葛藤と成長をやさしい眼差しで描き出す感動作『ニューヨーク・オールド・アパートメント』がいよいよ明日1月12日(金)より全国公開。このたび著名人から絶賛のコメントが到着した。

本作は短編「ボン・ボヤージュ」が世界各国の42の賞を受賞し第89回アカデミー賞短編映画賞ノミネートを果たした欧米注目の新進気鋭監督マーク・ウィルキンス待望の長編デビュー作。アメリカが抱える移民問題を背景に親子の絆の物語をリアルに描きだした。安定した生活を夢見て、祖国ペルーを捨てNYで不法移民として暮らすデュラン一家。その貧しくも懸命に生きる姿をNYでの大胆なロケとウィットに富んだ詩的な映像美で紡ぎ出す。

このたび一足先に本作を鑑賞した映画インフルエンサー・著名人からコメントが到着。あんこ(映画大好き芸人)、ISO(ライター)、加藤るみ(タレント/映画コメンテーター)らが絶賛の声を寄せている。コメント全文・一覧は以下にて。

『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は2024年1月12日(金)、新宿シネマカリテほか全国公開。

著名人コメント

大都会NYは、安住の地を求める親子へ冷たく残酷に牙を剥く。
そんな街で破天荒な美女に恋する兄弟の純粋無垢さ、
ボロボロになりながら自分を見つめ直す母の姿が切なくも優しくて心を鷲掴みされた…!
―あんこ(映画大好き芸人)

多様性の都市NYですら存在を見過ごされる透明人間の少年たち。
学び、恋して、成長していく彼らの姿はかつての私たちとなんら変わらないはずなのに、
無慈悲なシステムは簡単に未来を奪おうとする。
それでも懸命に足掻く彼らの行く末を見届ける時に忘れてはいけないのは、
この残酷な現実が日本にも存在しているということだ。
―ISO(ライター)

綺麗事じゃ生きられないこの世の中で、本当の意味の”ボーダレス”とは何なのか考えさせられる。
家族の愛はめげない、めげちゃいけない。
―加藤るみ(タレント/映画コメンテーター)

人気映画には映らない「もう1つのNY」で透明人間のように生きる不法移民たち。
アメリカ社会でエキストラのように扱われる彼らを主役に、恋と希望と怒りを描いた今作は、
ハリウッド映画を見る目を変えてしまうかも。
―CDB(映画ライター)

マイルドな映画かと思ったら、全然そんなことなかった。
でも、妙に明るい。なぜなら、ポールとティトの生命の底でピカピカと光っているものがあるから。
悲劇を嘆くのではなく、ひたむきに進み続けることを全肯定してくれる映画。
―ジャガモンド斉藤(映画紹介人/お笑いコンビ)

世の理みたいにあらゆる他者から粗末に扱われるかれら。
それでも恋して、笑う。なぜ、この痛みを耐えてしまう?
見守り、見届けることが観客にできる唯一の行動なのに
僕は真にわかる場所にいない。それが、ただただ哀しい。
―SYO(物書き)

なんとも言えない寂しさの中にあたたかな感情が残った。余韻が心に静かに染み込んでくる。
コインの裏表のような希望と絶望の日々の中
どんな日も変わらない兄弟の絆が愛おしい。

彼らは力みすぎず、でもすべてにちゃんと能動的で。
そのスピリッツと生命力が、知らないニューヨークの街並みをうつしだす。
―東紗友美(映画ソムリエ)

映画「ニューヨーク・オールド・アパートメント」作品情報

公開日 2024年1月12日公開予定
キャスト 監督:マーク・ウィルキンス
原作:アーノン・グランバーグ
出演:マガリ・ソリエル アドリアーノ・デュラン マルチェロ・デュラン タラ・サラー サイモン・ケザー
配給 百道浜ピクチャーズ
制作国 スイス(2020)
年齢制限 PG-12
上映時間 97分
公式サイト https://m-pictures.net/noa/

(C) 2020 – Dschoint Ventschr Filmproduktion / SRF Schweizer Radio und Fernsehen / blue

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