A24史上最高のオープニング記録を樹立、更に興行収入ランキングで2週連続1位を獲得し話題沸騰中の映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が大ヒット公開中。このたび、本編の重要シーンの撮影方法が分かるメイキング 映像が解禁された。
今や世界を席巻するA24が、史上最大の製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描く、2024最大の衝撃作『シビル・ウォー アメリカ最後の日』。公開から3週経った今もなお、「今年1位どころか人生1位」「これまで体験したことのない没入感に襲われた、絶対に劇場で観るべき」「戦場に自分が放り込まれた感覚で戦慄した」など、圧巻の映画体験を絶賛する声が相次ぎ話題となっている。
今回解禁されたのは、内戦による森林火災で火の粉が舞う中を、ジャーナリストチームの車が通り抜けていくというシーンの撮影方法が分かるメイキング映像。主人公らジャーナリスト一行はニューヨークからワシントンD.C.を目指す道中で内戦の実情を目撃し、幾つもの危険に直面していくが、このシーンは最高潮に緊張が走る“ある”シーンの直後にあたり、ガーランド監督自身もお気に入りのシーンだと語る。
ジョエル役のワグネル・モウラが「とても詩的なシーンで別世界を覗いているかのようだ。作品全体のトーンとはまったく異なる。意識が遠のいていくサミーを乗せて、僕たちは炎の中を車で走りぬけるんだ。火の粉は機械を使って作ってたんだけど、美しかったね。サイケデリックな感じだった。僕たちの精神状態にピッタリだったよ。集団墓地を目撃し、ショックを受けてたからだ」と撮影を振り返る。
製作のグレゴリー・グッドマンが「辺り一面に炎が揺らめき、現実とは思えない光景が広がる。撃たれて、後部座席で力尽きつつあるサミーが、ぼんやりと外を眺めてる。彼の瞳に映る火の粉が実に美しいんだ」と語るように、内戦を“まさに今起きようとしている”ようなリアルをもって描く一方で、シーンによっては非常に幻想的な印象を与えるものとなっており、それがさらに観る者の感情を大きく揺さぶる。
実はこのシーン、CGを使うことなくほぼすべてカメラで撮影した実写である。視覚効果スーパーバイザーのデヴィッド・シンプソンは、「視覚効果と言いたいところだが、あれは特殊効果の手柄だ。前を走るトラックの荷台に、火の粉を作り出す機械を載せた」と撮影の裏側を語る。
「森林火災のシーンは絶賛に値する。思わず見とれてしまう幻想的な光景だった。あのシーンの悲しさが強調されている。撮影現場にいた全員、鳥肌が立っていたよ。魔法のような瞬間だった」とスタッフも絶賛する名シーンを劇場で確認してみよう。
■公開情報
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
9月26日(木)IMAX先行公開 ※1日限定/全国8劇場
10月4日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
監督・脚本:アレックス・ガーランド
出演:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニ―
配給:ハピネットファントム・スタジオ
2024年/アメリカ・イギリス映画/109分/PG12
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