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『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』日本版予告編&ポスターが解禁!

中絶が違法な1960年代のアメリカで、名もなきヒロインたちが“女性の権利”のために立ち上がった感動の実話『Call Jane』が、邦題を『コール・ジェーン -女性たちの秘密の電話-』として3月22日(金)に公開されることが決定し、日本版予告編とポスタービジュアルが解禁されました。

1960年代、アメリカ。裕福な家庭で、夫・ウィル(クリス・メッシーナ)との間に二人目の子を妊娠し、高校生の娘と幸せに暮らしていたジョイ(エリザベス・バンクス)。幸せに溢れた家族の日常は一変、ジョイは突然倒れてしまい、妊娠をきっかけに自身の持病が悪化している事が発覚します。

母体の影響を考えると中絶しか術がないことを知り、失意の底に落とされる一家。当時、中絶は法的に許されておらず、自分には選択肢がない事を知ったジョイは、街で見かけた「妊娠?助けが必要?CALL JANE(ジェーンに電話を)」という張り紙を頼りに、違法ながらも安全な中絶手術を提供するアンダーグラウンドな活動団体「ジェーン」に辿り着きます。

「誰がジェーン?」というジョイの問いに、「わたしたちが“ジェーン”よ」と答えるリーダーのバージニア(シガニー・ウィーバー)。無事に手術を終え、命を救われたジョイは、「わたしたちの人生のために選択の自由が、あるべきじゃない?」という言葉と共に、選択できない女性たちを救うため、「ジェーン」の一員となっていき──。

『コール・ジェーン』は、女性の選択の権利としての人工妊娠中絶を描いた実話を基にした映画。「ジェーン」は実在した団体で、人工妊娠中絶が違法だった1960年代後半から70年代初頭にかけて、推定12,000人を救ったと言われています。

監督を務めたのは、『キャロル』(15年)で第88回アカデミー賞脚色賞にノミネートされたフィリス・ナジー。プロデューサーには、『ダラス・バイヤーズクラブ』(13年)や『バービー』(23年)など世界的ヒット作品を生み出し続けているロビー・ブレナー。

ベルリン国際映画祭コンペティション部門やサンダンス映画祭で上映され、現代が抱える問題への対峙とエンタメ作品としての魅力を両立させた良作として、多くの絶賛の声を集めました。

アメリカでは、1973年に連邦最高裁が人工妊娠中絶の合法判決を下した「ロー対ウェイド事件」から50年、再び中絶を違法とする動きが活発化。女性たちが自ら権利を勝ち取った実話を映画化した本作は、映画祭で注目を集め大きな話題となりました。

監督・脚本:フィリス・ナジー
プロデューサー:ロビー・ブレナー
出演:エリザベス・バンクス、シガニー・ウィーバー
2022年/アメリカ/PG12

日本公開:2024年3月22日(金)全国公開
配給:プレシディオ
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