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『オールド・フォックス』台湾映画初出演門脇麦登場シーン解禁

侯孝賢(ホウ・シャオシェン)プロデュース、台湾ニューシネマの系譜を受け継ぐ俊英・シャオ・ヤーチュエン監督による台湾・日本合作映画『オールド・フォックス 11歳の選択』が6月14日(金)より新宿武蔵野館ほかにて全国公開。

この度解禁されたのは、10代から台湾映画を見続け台湾映画に出ることが夢だった門脇麦の登場シーン。

門脇が演じるのは、リウ・グァンティン演じるタイライの幼馴染ヤンジュンメイ。かつて二人は淡い恋心を抱いていたが、その想いは成就することなく、タイライはレストランで給仕長をしながら幼い息子を男手一つで育てている、一方ヤンジュンメイも結婚して豪奢な服を纏い、宝飾品を身につけ、金銭的には恵まれた暮らしをしつつも、心は満たされない空虚な日々を過ごし孤独を感じている。

そんなおりタイライの働くレストランで二人は再会し、クリスマスの夜ヤンジュンメイはまた一人食事に訪れていた。賑わう店内、サンタの帽子を被ったタイライは忙しなく働いている、そんな彼を優しい眼差しで見つめるジュンメイ。そしてタイライが彼女のテーブルへ来ると「あなたと息子さんに」とクリスマスプレゼントを渡す。受け取るなり中身を覗き込むタイライを手で制止すると「今は見ないで。メリークリスマス。お勘定を」とスマートに会計を済ませる。慣れた様子でタイライにコートを着せてもらうと、悲しげな微笑みを湛えながら改めて「メリークリスマス」と伝え合って別れる、というシーン。

©2023 BIT PRODUCTION CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED

監督は「あの役には、お嬢様気質でちょっとわがままな感じがして、でも憂いが感じられてどこか孤独の影がある、という人を求めていたのですが、30歳くらいでそういう雰囲気のある人が台湾では見当たらなかったんです。それで、ホウ・シャオシェン監督から「日本の俳優と仕事をしてみるといいよ」と勧められたことを思い出しました。ちょうど「浅草キッド」を観て、彼女がとてもいいと感じていたのでお願いしました」と語っている。門脇は「私が演じたヤンさんは寂しい人です。彼女の孤独や悲しみを感じさせる瞳、そこをとにかく心がけました」と語る彼女の言葉が見事に表現されたシーンとなっている。タイライとヤンジュンメイの切ない恋模様の続きは劇場でお楽しみください!

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『オールド・フォックス 11歳の選択』作品情報

公開日 2024年6月14日公開予定
キャスト 監督:シャオ・ヤーチュエン
出演:バイ・ルンイン リウ・グァンティン アキオ・チェン ユージェニー・リウ 門脇麦
配給 東映ビデオ
制作国 台湾=日本(2023)
上映時間 112分
公式サイト https://oldfox11.com/

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