映画

『インド大映画祭IDE2024 in K’s cinema』

20年以上インド映画を主にアジア映画を探求し続けている特定非営利活動法人「インド映画同好会」が、言語・文化が各地域によって変わるヒンディー映画、タミル映画、マラヤーラム映画などから「他の追随を許さない独自の」ラインアップで贈る≪インド大映画祭 IDE 2024 in K’s cinema≫が、5月25日(土)~6月14日(金)の21日間、新宿K’s cinemaにて開催されることが決定し、この度メインビジュアルと予告編が公開されました。

パープルとゴールドを基調にしたきらびやかなビジュアル。日本初公開となる超SFコメディ『マーク・アントニー』と、同じく日本初公開で、赤いチョコレートに隠された絆を描く『アニーディ -赤いチョコレート』を中央に配し、他作品のメインカットが2作品を囲むように配置されている。左下の『火花-Theri』のヴィジャイが一輪の花を差し出す様子がかわいらしい。
インド大映画祭IDE2024

また、同時に公開された予告編は、『マーク・アントニー』『アニーディ -赤いチョコレート』、大切な姪のためにある行動を起こす叔父の姿を描く『叔父』、小さな不正さえ許せない主人公アンビのダンスシーン『多重人格 -アンニヤン』という日本初公開の魅力的なシーンで始まる。その後『ジャイ・ビーム -万歳ビームラーオ』『ラストファーマー -最後の農夫』のリクエスト枠、その後軽快な音楽に変わりポスター画像と共に『火花 -Theri』『スルターン』『24』『3』『ルドラマ・デーヴィ』『百発百中 –Ghilli』『Mr. ハンサム』『最終ラウンド』と一連の上映作品を一気に紹介していく。

4本の日本初公開作品を含む、合計14本の注目のインド映画が上映され、5月25日(土)~6月14日(金)に開催される。

上映作品

1、『マーク・アントニー』*日本初公開
科学者チランジーヴィは、過去の日付を選択すれば過去の人々と通話できる電話を発明した。友人のアントニーとジャッキーはエカンバラムと敵対しているギャング。エカンバラムは弟を殺したアントニーとチランジーヴィを殺した。ジャッキーはアントニーの息子を育て20年が過ぎた…。
監督:アディク・ラヴィチャンドラン
出演:ヴィシャール/S・J・スーリヤ
(2023/タミル映画/151分/原題:Mark Antony)  © Mini Studio

2、『アニーディ  -赤いチョコレート』*日本初公開
フードデリバリー配達員ティルは友人らと部屋を共有して暮らしていた。ある日、彼はテレビでチョコレートのCMを見て激怒の末、テレビを壊してしまい、友人らは彼を追い出そうとする。彼の背負っているものが全面に押し出され、すべてが揺れ動き始めた…。
監督:ヴァサンタバーラン
出演:アルジュン・ダース/ドゥシャーラー・ヴィジャヤン
(2023/タミル映画/143分/ 原題:Aneethi)  ©Urban Boyz Studios

3、『叔父』*日本初公開
イーシュワランは8歳の姪スンダリを我が子同様に愛して養育していたが、思いもよらぬ事件により入院させなければならなくなった。彼はその真相を探るべくして奔走する。最後に世間が見たものは…
監督:SU アルン・クマール
出演:シッダールト/ニミーシャ・サジャヤン
(2023/タミル映画/140分/原題:Chittha)  ©Etaki Entertainment

4、『多重人格-アンニヤン』*日本初公開
アンビは優しく真面目な弁護士だが、ごく小さな違反さえ許せない正義感の持ち主。そんなアンビの周辺で次々と不思議な事件が起こり始め、アンビの恋人に信じられない出来事が降りかかる。事件解決に乗り出した警官らは何を思い,何を目の当たりにするのか…。
監督:S・シャンカル
出演:ヴィクラム/プラカーシュ・ラージ/ヴィヴェーク
(2005/タミル映画/180分/原題:Anniyan)  ©Oscar Films

5、『24』
時計技師セードゥラーマンの大発明を双子の弟アートレーヤが奪おうとし、技師の妻を殺した。彼は息子マニと共に逃げ、26年が過ぎた。成人したマニが見つけたのはタイムマシンと呼ぶべき腕時計だった。セードゥラーマン・アートレーヤ・マニ3役をスーリヤが演じる。
監督:ヴィクラム・クマール
主演:スーリヤ/ニティヤー・メーナン
(2016/タミル映画/164分/原題:24)  ©2D Entertainment

6、『百発百中 -Ghilli』
ヴェール(ヴィジャイ)はカバディで全国制覇を目指すが、政治家の息子ムットゥパンディ(プラカーシュ・ラージ)に連れ去られる寸前のダナラクシュミ(トリシャー)を救った事により、2人して追われる身になった。痛快な娯楽作!
監督:ダラニ
主演:ヴィジャイ/プラカーシュ・ラージ
(2004/タミル映画/160分/原題:Ghilli)  ©Sri Surya Movies

7、『最終ラウンド』
プラブ(R・マーダヴァン)は優秀な女子ボクシングのコーチ。その気性の激しさから教会から疎まれ、チェンナイへ左遷となった。粗末な設備しかない場所で黄金の才能を持った少女を見つけたが、彼女はボクシングに興味を示さなかった。「きっとうまくいく」「ヴィクラムとヴェーダー」そして当作品と鮮やかに変化するR・マーダヴァンに注目。
監督:スダー・コーングラー
主演:R・マーダヴァン/ナーサル
(2016/タミル映画/107分/原題:Irudhi Suttru)  ©YNOT Studios and the others

8、『Mr.ハンサム』
チンナーはくる病を患い、その外見から結婚したくても相手が見つからなかった。彼は美女プリヤーと出会うが、彼女には恋人カールティクがいた。チンナーは運よくプリヤーとそっくりな女性を見つけた。しかし、彼女は盲目だった…そこで運命の歯車が動き出した。スーリヤとジョーティカーがそれぞれ2役を演じる。
監督:サシ・シャンカル
出演:スーリヤ/ジョーティカー
(2004/タミル映画/141分/原題:Perazhagan)  ©AVM Productions

9、『3』
ラームは学生時代の恋人ジャナニとの愛を実らせ、結婚した。ジャナニとその家族は米国に移住する予定だったが、ジャナニの妹の思わぬ一言で米国移住を断念した。一見幸福そうに見える新婚生活の裏で、ラームは恐るべき悲劇を抱えて苦悩していた。年上の親友センディルの努力をよそにラームがとった行動とは?
監督:アイシュワリヤー・R・ダヌシュ
出演;ダヌシュ/シュルテイ・ハーサン
(2012/タミル映画/142分/原題:3)  ©Gopu Arjun Films

10、『ルドラマ・デーヴィ』
13世紀デカンのカーカティヤー王国は国内外の敵に囲まれていた。待望の王子”ルドラ・デーヴァ”が誕生したがその赤子は?国の行く末は?史実に基づいた壮大な歴史ドラマを人気スターたちが演じる。
監督:グナシェカール
出演:アヌシュカ・シェッティ/ラーナー・ダッグバーティ
(2015/タミル映画/151分/ Rudrama Devi)  ©Gunaa Team Works

11、『火花-Theri』*リクエスト作
ケーララ州でベーカリーを営むジョゼフは娘と2人で暮らしていた。彼はある出来事から過去を隠し、この地に他州から移って来たが平穏な日々は続かなかった。彼の過去とは?なぜ過去を消さねばならなかったのか?
監督:アトリ
主演:ヴィジャイ/サマンタ
(2016/タミル映画/151分/原題:Theri)  ©V Creations

12、『スルターン』*リクエスト作
マフィアの家に生まれた1人息子スルターンはムンバイでロボット工学を生業としていた。家業を嫌っていたが、帰省中、父の死去によって家を継ぐ事になった。暴力を排除し、自ら「兄弟」と呼ぶ100人の子分らに真っ当な道を歩ませようと悪戦苦闘する。その方法とは?以外にも…。歌・踊り満載の爽快な娯楽作。
監督:バッキヤラージ・カンナン
出演:カールティ/ヨーギ・バーブ
(2021/タミル映画/150分/原題:Sulthan)  © Dream Warrior Pictures

13、『ラストファーマー -最後の農夫』*リクエスト作
年老いた農夫マヤンディの村は開発計画予定地であり、他の農家は土地を売却して村を去っていった。彼は村の寺院を守り自分の土地で農作していたが国鳥であるクジャクを殺したという濡れ衣を着せられ、拘留されてしまった。拘置所から農作を続ける方法とは果たしてどのようなものか?
監督:M・マニカンダン
出演:ヴィジャイ・セードゥパティ/ヨーギ・バーブ
(2021/タミル映画/145分/原題:Kadaisi Vivasayi)  ©Tribal arts production

14、『ジャイ・ビーム -万歳ビームラーオ』*リクエスト作
ヘビやネズミ等の駆除を生業とするイルラ族のラージャーカンヌは、窃盗犯と見なされ逮捕された挙げ句、彼の妻や兄弟まで警察に拘束された。人権派弁護士チャンドルが立ち上がり、険しく果てしない闘いが始まった。
監督:T・J・ニャナヴェル
出演:スーリヤ/プラカーシュ・ラージ
(2021/タミル映画/157分/原題:Jai Bhim)  ©2D Entertainment

ABOUT ME
エンタメスクリーン
映画を中心に繋がる、アニメ・音楽・ファッション・スポーツとエンターテイメントなイベントをリポート ニュースも掲載しております。イベント取材・内覧ニュース掲載は こちら release.ensc@outlook.jp編集部にご連絡ください。