「息を殺して」「泳ぎすぎた夜」の五十嵐耕平監督による最新作「SUPER HAPPY FOREVER」が、2024年9月27日より劇場公開されることが決まった。
「SUPER HAPPY FOREVER」は、昨年開催された第71回サン・セバスティアン国際映画祭でプレミア上映された、短編映画「水魚之交」を基に製作された長編映画。あるリゾート地を5年ぶりに訪れた幼なじみの佐野と宮田が、佐野の亡き妻・凪(なぎ)と出会った思い出の場所を巡りながら、かつて失くした赤い帽子を探すことから始まるひと夏の物語。青春期の終わりを迎えた人々の、人生のかけがえのない瞬間を切り取った作品となっている。
監督を務めるのは、第67回ロカルノ国際映画祭の新鋭監督コンペティション部門に正式出品された「息を殺して」や、第74回ヴェネチア国際映画祭のオリゾンティ部門に正式出品された「泳ぎすぎた夜」などの五十嵐耕平。佐野を演じるのは、「愛にイナズマ」「浜の朝日の嘘つきどもと」などの佐野弘樹。幼なじみの宮田役を、「悪は存在しない」に出演し、「水魚之交」では主演を務めた宮田佳典が務める。また、今泉力哉監督「猫は逃げた」などの山本奈衣瑠が凪を演じている。
五十嵐耕平監督は、「『SUPER HAPPY FOREVER』を一緒に作った俳優・スタッフの、映画を作るその姿勢にはただただ尊敬しかありません。彼らの素晴らしい仕事と、協力していただいたみなさんのお力によって、いい映画ができたと思います。撮影中毎日、芝居と、空間と、それを見る視線に心が揺さぶられるような日々でした。少なくとも自分にとっては、みんなの人生に触れるような特別で幸福な経験だったと思います。観客のみなさんにとっても、この映画を観ることが、誰かの人生の一片に触れるような体験になることを願っています」とコメントを寄せている。
【作品情報】
SUPER HAPPY FOREVER
2024年9月27日(金)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
配給:コピアポア・フィルム
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