宇宙に関連した映画を一挙上映する企画「爆発!宇宙人」がシネマート新宿にて11月1日(金)より開催。このたび、“宇宙の声”が我々を誘う予告が解禁となった。上映される『アクション・ミュタンテ 4K』『No.10』『サイコ・ゴアマン』『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』『不思議惑星キン・ザ・ザ』『宇宙からのツタンカーメン』の宇宙空間のみで構成された予告となっている。
『2001年宇宙の旅』『E.T』『スター・ウォーズ』などとは一線を画す、“独立系宇宙映画”の数々が一挙上映される「爆発!宇宙人」。上映されるのは、反逆精神全開で宇宙を航行するテロリスト集団が調子に乗った富裕層をぶっ飛ばす『アクション・ミュタンテ 4K』、常に目を光らせる肺が一つしかない連中が驚異の忍耐力と組織力で壮大な宇宙監視を敢行する『No.10』、宇宙会議を経て、テンプル騎士団vs残虐宇宙人vs極悪少女が三つ巴銀河対決を展開する『サイコ・ゴアマン』、大宇宙議会・銀河間領域の大使、土星から降臨した宇宙音楽王が音楽を燃料に地球人に注意する『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』、空間移動装置で未知のプリュク星へワープしてしまった人間が、地球へ帰れなくなる『不思議惑星キン・ザ・ザ』、X線の猛烈照射で蘇った宇宙人ミイラが故郷へ帰るべく地球脱出に向けて絶え間なく努力する『宇宙からのツタンカーメン』の6本。
このたび、各作品の宇宙空間のみで構成された予告が到着。我々が住む地球から始まり、宇宙音楽王サン・ラーの宇宙船が漆黒の空間を横断しつつ、見えてくるのは『サイコ・ゴアマン』の宇宙人たちが住むガイガックス星や土星といったはるか彼方の惑星の数々。
『アクション・ミュタンテ 4K』のテロリスト集団が乗り込む宇宙船やキン・ザ・ザの釣鐘宇宙船ペペラッツ、それから謎の物体もすべて同じ宇宙に浮かんでいることが確認できる。そこに「宇宙の声」が聞こえてくる。
「降り注ぐ宇宙線を浴びて、成層圏を離脱せよ。膨張する暗黒を泳ぎ、無重力を突き進む。熱波の地球を捨てよ、涼しい宇宙へ出よう。東西南北の概念を捨て、隠れていた触覚をみせろ。ブラックホールでガスを吸いとれ。無酸素を克服して本来の姿を知るスペース・ヒューマン。われわれだけではない。待っているのは同種。宇宙人だ。」
その後、「宇宙の声」は我々の脳に直接語りかけるかのように「爆発!宇宙人」のタイトルを連呼。最後に待ち構えているのは『宇宙からのツタンカーメン』の宇宙ミイラ。無重力空間に放り出されたような神秘的な予告編となっている。
『アクション・ミュタンテ 4K』
(1993年|スペイン=フランス合作|95分|原題:ACCION MUTANTE)
監督・脚本:アレックス・デ・ラ・イグレシア
出演:アントニオ・レシネス、フェルナンド・ギーエン、フレデリケ・フェデール、アレックス・アングロ
美しい者だけが権力を握る近未来。その容貌ゆえ迫害されてきたテロリスト集団<アクション・ミュタンテ>は「美しいものは悪だ」の合言葉のもと誘拐、略奪、殺人を繰り返していた。ある日監獄から出所したボスのラモンを迎えて、パン製造業の大富豪オルホの娘パトリシアの結婚パーティに潜入し彼女を拉致した。しかし、身代金の引換え場所である惑星へ向かっている途中、金のことでミュタンテたちはお互いを疑いはじめ、あげくの果てには殺し合いとなってしまうが、惑星もろともぶっ飛ばす勢いで突き進む。
『No.10』
(2021年|オランダ=ベルギー合作|101分|原題:Nr.10)
監督・音楽:アレックス・ファン・ヴァーメルダム
出演:トム・デュイスペレール、フリーダ・バーンハード、ハンス・ケスティング
幼少期に記憶を失い、森に捨てられ、里親に育てられたギュンター。大人になった彼は舞台役者として生計を立て、共演者と不倫、一人娘は肺がひとつしかない突然変異だった。役者仲間の裏切りによって残酷な仕打ちを受けるギュンターは復讐を誓う。だがその先に、とてつもない驚愕の事実との対峙が待っている。
『サイコ・ゴアマン』
(2020年|カナダ映画|95分|原題:PG(PSYCHO GOREMAN))
監督・脚本:スティーヴン・コスタンスキ
出演:ニタ=ジョゼ・ハンナ、オーウェン・マイヤー、アダム・ブルックス
太古より庭に埋められていた銀河の破壊者<残虐宇宙人>は、少女ミミ(8歳)により偶然掘り当てられ封印を解かれた。だが、すかさず容赦ない殺戮の限りを尽くすはずが、極悪な性格のミミに自身を操ることが可能な宝石を奪われていた。かくして無慈悲にして計り知れぬ力を誇る暗黒の覇者は、サイコ・ゴアマンと名付けられ少女にたいへんな仕打ちを受けることとなる。
『サン・ラーのスペース・イズ・ザ・プレイス』
(1974年|アメリカ映画|81分|原題:SPACE IS THE PLACE)
監督:ジョン・コニー
出演:サン・ラー、レイ・ジョンソン、クリストファー・ブルックス、バーバラ・デロニー
地球から姿を消した大宇宙議会・銀河間領域の大使サン・ラーは、音楽を燃料に大宇宙を航行していた。ついに地球と異なる理想の惑星を発見し、地球に戻ったサン・ラーはジャズのソウル・パワーによる同位体瞬間移動を用いて、アメリカにいる黒人のブラザーたちの移送を計画する。しかし、その技術を盗もうとするNASA(アメリカ航空宇宙局)の魔の手が迫っていた。
『不思議惑星キン・ザ・ザ』
(1986年|ソ連映画|135分|原題:KIN-DZA-DZA)
監督:ゲオルギー・ダネリヤ
出演:キャスト:スタニスラフ・リュブジン、エヴゲーニー・レオン、ユーリー・ヤコヴルフ
ある日、建築技師のマシコフは、「あそこに自分は異星人だという男たちがいる」と困った様子の学生ゲデバンに助けを求められる。異星人など信じられないマシコフが、その男たちが持っていた空間移動装置のボタンを押すと、次の瞬間、マシコフとゲデバンは地球から遠く離れたキン・ザ・ザ星雲のプリュク星へとワープしていた。ソ連で1570万人もの人類が見た伝説のSF。
『宇宙からのツタンカーメン』
(1982年|アメリカ映画|86分|原題:TIME WALKER)
監督・トム・ケネディ
出演:ベン・マーフィ、ニナ・アクセルロッド、ケヴィン・ブロフィ、ジェームズ・カレン
ある日、ツタンカーメンの墓から棺が発見され、アメリカの大学に移送される。研究チームが放射線を使った調査を始めると、その影響でミイラが甦ってしまう。復活したミイラは次々と殺人を犯していき……。ミイラ、宇宙人、UFOなどを詰め込んだSFホラー。日曜洋画劇場で話題をさらった問題作で、見る者全員をフリーズさせた。