ドラマ「マーダー★ミステリー ~探偵・斑目瑞男の事件簿~」シリーズは推理小説の登場人物となり、参加者が話し合いながら事件の解決を目指す体験型ゲーム「マーダーミステリー」のシステムをベースに製作された作品。劇場版では、不気味な鬼灯村を舞台に、斑目役の劇団ひとりをはじめキャストたちが、キャラクター設定と行動指示のみで即興劇を繰り広げる。
劇場版「マーダー★ミステリー ~探偵・斑目瑞男の事件簿~」完成披露舞台挨拶
日程:1月16日(火曜)
会場:新宿バトル9
登壇:劇団ひとり、高橋克典、木村了、犬飼貴丈、北原里英、松村沙友理、光岡麦監督
「まさか映画になるとは思わなかった!」と語る劇団ひとりは「不確定要素がすごく多いので、ふたを開けるまでプレイヤーがどう立ち回るかわからない。よくこの企画が通ったなと思いますし、見事に対応した我々もすごいなと思います」とコメンとしました。
高橋は「本当に撮影中の記憶がないんだよね」と笑いつつ、「取材で『監督はいかがでしたか?』と聞かれたんですけど、監督いたっけ?」と会場を笑わせた。また高橋が「実は冒頭の10分ぐらいしか観てないんですよ。あのときの緊張がよみがえって、具合が悪くなってきて……」と顔を曇らせると、劇団ひとりは「これだけの大ベテランがそれくらい緊張する現場って、なかなかないですよね」と強めのアピールをし、「ちょっと動悸が激しくなって」と特殊な撮影に重圧を感じていた。
イベント中盤にはキャストたちが本作を撮影する中で一番大変だったことを語り合う場面も。
北原は「撮影以外は会話しちゃいけなかったので、共演者の方たちに挨拶していいのか、どこまでしゃべっていいのか判断が難しかったですね」と明かし、
松村は「リアクションとかも全部撮られていましたし、スタッフさんが異常に関西人が多くて、休憩時間にみんな関西弁で喋りかけてくるんですよ」
「村の出身という設定だったので、その世界観を崩さないようにアドリブで喋るのがめっちゃ難しかったなって思います」と撮影当時を振り返った。
劇団ひとりは「皆さん芸達者だからアドリブでお芝居することはできるんですけど、それと同時に推理をしなきゃいけない。その頭の使い方が難しかったです。名推理を2、3分披露したんですけど、見事にカットされてました」と裏話を披露。
犬飼は、推理のパートが難しかったといい「こちらが責めると人によって対応が多種多様で、いろんな方を責めたり、責められたりしたんですけど、高橋さんは責められるとキレるんですよ。ドスを効かせてきて、みんな責めていけなくなるみたいな感じで、こういうやり方もあるんだって勉強になりました」と目を輝かせると、高橋は「そういうオヤジっているよね。オヤジになるといろいろ便利な武器が身につくんだよね」と笑顔を見せた。
そんな高橋が「ワークショップでエチュードをやるといつも俺ってつまんない人間だなって思っていたんです。だからこのお話をいただいたときも無理、無理!って」と話すと、キャストたちから「一番ノッてましたよ!」とみんなからツッコミが入りました。
木村は「高橋さんだけ台本が用意されているんじゃないかってぐらいすごかったです」と絶賛。キャストたちのトークを横で聞いていた光岡は「追い詰められた出演者たちの素の表情が映っている。嘘をつこうとしている顔を面白く観てもらえると思います」とアピールをしました。
最後に劇団ひとりは「むしろ2回目のほうが面白い可能性さえあるぐらいです。この作品が『マーダーミステリー』に参加するきっかけになれば」と期待を込め、イベントを締めくくりました。
『劇場版 マーダー★ミステリー 探偵・斑目瑞男の事件簿 鬼灯村伝説呪いの血』作品情報
公開日 |
2024年2月16日公開予定 |
キャスト |
監督:光岡麦
出演:劇団ひとり 剛力彩芽 木村了 犬飼貴丈 文音 北原里英 松村沙友理 堀田眞三 八嶋智人 高橋克典 |
配給 |
アイエス・フィールド (配給協力:ショウゲート) |
制作国 |
日本(2024) |
上映時間 |
103分 |
公式サイト |
https://madarame-misuo.com/ |
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