ポーランド映画祭2023
11月25日、YEBISU GARDEN CINEMAにて「ポーランド映画祭2023」オープニング挨拶が行われました。
登壇したのは、ポーランド映画界を代表する映画監督であり本映画祭の監修も務めるイエジー・スコリモフスキ、スコリモフスキ監督の『EO イーオー』のプロデューサー・共同脚本のエヴァ・ピャスコフスカ、『ゆれる人魚』『サイレント・ツインズ』の監督アグニェシュカ・スモチンスカ、『シュブク』のプロデューサー、アネタ・ヒッキンボサム、ポーランド広報文化センターのウルシュラ・オスミツカの計5人。
右からウルシュラ・オスミツカ、アネタ・ヒッキンボサム、アグニェシュカ・スモチンスカ、イエジー・スコリモフスキ、エヴァ・ピャスコフスカ、小倉聖子(VALERIA)
2019年以来の来日となるスコリモフスキ監督は「4年ぶりに皆さんにお目にかかり、大変嬉しく思います。この間、日本への毎年の渡航ができなかったことをとても寂しく感じておりました。今後このような空白が二度と訪れないよう祈っています」と挨拶。
ピャスコフスカ氏は「私も夫(スコリモフスキ)と同じ気持ちです。映画館で映画を観る方が減っている中で、皆さんが映画館という場所に足を運んでくれたことにお礼申し上げます。私たちの国のような遠い国の映画を観ようとしてくださってどうもありがとうございます」と謝意を述べた。
スモチンスカ監督は「この日本でポーランド映画に関心を持ってくださった皆さんにお礼申し上げます。今ご挨拶されたスコリモフスキ監督やロマン・ポランスキー監督の作品をはじめ、ポーランドではたくさんの素晴らしい映画がつくられています。映画祭開催の1週間、なかなかない機会ですので皆さん時間が許す限り映画館に通ってください」と述べた。
プロデューサーのヒッキンボサム氏は「私の言いたいことは前の方々がすべておっしゃったので特にお話しすることはありませんが、本当に皆さんお越しいただきありがとうございます。今日皆さんとこの場にいることができ、大変光栄に思います」と続け、ポーランド広報文化センターのオスミツカ氏は「このような尊敬すべき方々と一緒にご挨拶できること、大変嬉しく思います。この機会にポーランド映画祭を主催されたマーメイドフイルムの村田信男さん、VALERIAの小倉聖子さんに心から感謝申し上げます。彼らのおかげで今年12回目のポーランド映画祭を開催できました。ポーランド映画やゲストとの出会いによって、ポーランドにご関心を寄せるきっかけになると幸いです」と締めた。
スケジュール
「ポーランド映画祭2023」は11/24(金)から11/30(木)までYEBISU GARDEN CINEMAにて開催。
期間中ゲストのトークイベントも多数予定されている。
今後のトークイベント
●11/26(日)
10:30『戦場のピアニスト 4Kデジタルリマスター版』上映後:久山宏一(ポーランド広報文化センター)
14:00『バリエラ』&『ホームシック』上映後:イエジー・スコリモフスキ(映画監督)
16:30『ゆれる人魚』上映後:アグニェシュカ・スモチンスカ(映画監督)聞き手:上條葉月
●11/27(月)
19:30『エチオピーク』上映後:ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
●11/28(火)
16:30『月への片道切符』上映後:久山宏一(ポーランド広報文化センター)
●11/29(水)
16:00『イレブン・ミニッツ』上映後:久山宏一(ポーランド広報文化センター)
19:00『バリエラ』&『ホームシック』上映後:久山宏一(ポーランド広報文化センター)
公式HP:
https://www.polandfilmfes.com/