「シンペイ~歌こそすべて」は、「ゴンドラの唄」「シャボン玉」「てるてる坊主」といった約2000曲もの童謡、歌謡曲、音頭、民謡を生み出した作曲家・中山晋平の生涯を描く作品。映画初出演にして初主演を担う橋之助が、中山の18歳から亡くなる65歳までを演じる。
併せて、中山を取り巻く人々を演じる
映画「シンペイ~歌こそすべて」では、監督を
志田未来コメント
脚本を読んだ時、誰もが一度は聴いたことのある、長い時代愛され続けてきた数々の名曲の裏には、たくさんの人の思いが詰まって完成されているんだと知り、温かい気持ちになりました。
演じさせていただいた敏子は、一途に晋平さんを愛していらっしゃって、当時の日本女性を象徴するかのような凛とした女性だと感じていました。映画の中で実際に年齢を重ねていく役どころでもありましたので、しっかりと差を見せられるように意識して演じていました。特に大切にしていたのは、晋平さんと出会ったころの初々しさです。
養子に迎える女の子が歌を歌うシーンは実際に現場でも親心のような気持ちになっていました。その敏子の見守る姿からの歌や子供たちへの愛情などを感じでいただきたいと思っています。
音楽を題材にしている映画ですので、ぜひ、劇場のほうに足を運んでいただき五感でこの映画を楽しんでいただけたら嬉しいです。
渡辺大コメント
西條八十氏といえば、夏のお祭りや神宮球場では今や欠かせない、誰でもどこかで聞いたことのある名曲、「東京音頭」の作詞家として存じ上げておりました。西條八十氏は当時は恐らくとてもモダンでまた、そこはかとなくセンセーションを起こそうと挑戦的になっていた方だったと思います。
曲作りにあたり感覚を研ぎ澄ませ、また当時の検閲にも負けず、中山晋平氏と鎬(しのぎ)を削った場面は僕の大好きなシーンの1つです。そこで芽生える友情も見ていただけたら嬉しいです。
ぜひ劇場でご覧下さい。
三浦貴大コメント
実在する人物を演じるのは、大変な緊張感がありました。
それも、誰もが知る歌を作り出した、野口雨情という人物を演じるにはずいぶん頭を悩ませました。
軽やかで、温かい人物でありながら、歌への情熱は強く持っている。
ひとつひとつ、口調、仕草にいたるまで丁寧に演じていきました。
中山さん、西條さんと共にいるシーンに特に注目していただきたいです。
是非劇場で御覧ください。