俳優の高橋文哉が、1年を通じて映画・テレビ界で顕著な活躍をしたプロデューサーや、将来有望な新人俳優などを選出して表彰する『2025年エランドール賞』の新人賞に選出され、2月6日に都内で行われた授賞式に出席した。高橋は「心が躍るような喜びと、ここにいる不思議さに戸惑いながらお話ししています」と緊張した様子で語った。彼は「昨年は異なる役柄を演じさせていただき、デビュー5周年を迎えました。芝居は私の人生の生きがいとなり、幸せを感じる5年間でした」と振り返り、「演じる役や作品を通じて、1人でも多くの人を救える役者になりたいと考えています」と今後のさらなる飛躍を誓った。
お祝いゲストとして登場した田中圭は、高橋と握手を交わすと、彼に満面の笑みを向けた。田中は「獲ると思っていました」と微笑みながら言い、「文哉くんとは2回共演させていただき、彼の成長を見守ってきました」と回想した。「初共演の際、彼は私の主演作に出演しており、難しい台本に必死に取り組む姿が印象的でした。2回目は文哉くんの主演作に参加させていただき、彼が主演ならぜひ出たいと思えるほどの信頼を寄せています」と述べた。
さらに田中は、「作品への出演が増え、人気が高まっても、彼はおごることなく真面目にストイックに作品や役者について考えていると感じています」とリスペクトを表明した。「これからも期待と責任が増していくと思いますが、彼には素晴らしい資質がたくさんありますので、重荷に感じず素敵な役者になってほしいです。共演できる日を楽しみにしています」とエールを送った。

高橋は、映画『あの人が消えた』『君と世界が終わる日にFINAL』『ブルーピリオド』や、テレビドラマ『フェルマーの料理』『伝説の頭 翔』での演技が高く評価されており、確かな演技が評価された。
【エランドール賞受賞者一覧】
■新人賞
高橋文哉(映画『あの人が消えた』『君と世界が終わる日にFINAL』『ブルーピリオド』、テレビドラマ『フェルマーの料理』『伝説の頭 翔』)
河合優実(映画『四月になれば彼女は』『あんのこと』『ナミビアの砂漠』『八犬伝』、テレビドラマ『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』『不適切にもほどがある!』)
水上恒司(映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』『熱のあとに』『劇場版アナウンサーたちの戦争』『八犬伝』『本心』
、テレビドラマ『ブギウギ』『黄金の刻』『ブルーモーメント』)
趣里(テレビドラマ『ブギウギ』『ブラックペアン シーズン2』『モンスター』)
若葉竜也(映画『市子』『ペナルテループ』『ぼくのお日さま』、テレビドラマ『アンメット』)
松本若菜(テレビドラマ『西園寺さんは家事をしない』『わたしの宝物』『君が心をくれたから』『アリバイ崩し承ります』『ダブルチート 偽りの警官』)
■プロデューサー賞
映画部門:新井順子氏(TBSスパークル)『ラストマイル』
テレビ部門:尾崎裕和氏(NHK)『虎に翼』
■プロデューサー奨励賞
映画部門:水木雄太氏(TBSスパークル)『正体』
テレビ部門:磯山晶(フリー)、天宮沙恵子(TBSスパークル)『不適切にもほどがある!』
■特別賞
『侍タイムスリッパー』
■アクターズセミナー賞
庄司浩平
佐々木史帆
橘優輝
竹田有美香