映画

「しいたけ占い」のタロアウトによる絵本が映像化&6/21より配信

しいたけ占いのイラストを手がけるタロアウトの絵本「ラニーちゃんとたんじょうびやさん」がショートアニメ化。本日6月21日より全国のテレビCMで30秒のショートバージョンが放送され、YouTubeでは1分のロングバージョンが配信されている。

「アニエホン『ラニーちゃんとたんじょうびやさん』」キービジュアル「アニエホン『ラニーちゃんとたんじょうびやさん』」

これは講談社の絵本をショートアニメ化し、テレビCMやWeb上で公開するプロジェクト「アニエホン」の第2弾。「映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ」を手がけた作田ハズム監督のもと、レスプリがアニメーション制作を担当した。完成映像に合わせて楽曲を作り下ろす、フィルムスコアリング手法で制作された劇中音楽にも注目だ。

劇中に登場するのは、小さなうさぎの女の子・ラニーちゃん。ある日、1人ぼっちのラニーちゃんのところに、不思議なコウノトリ・たんじょうびやさんがやってくる。「誕生日の友達を集めてパーティを開くよ」と言うたんじょうびやさんに連れられ、ラニーちゃんは旅に出発。2人はいろんな動物を集め、森の中でパーティを開催する。楽しいパーティだったが、そこでラニーちゃんは……。声の出演として、玉木雅士がクレジットされた。

作田ハズム(監督)コメント

絵本「ラニーちゃんとたんじょうびやさん」を読んだ時、その優しいストーリーとともにまず入って きたのが、ラニーちゃんというシンプルにして可愛いキャラクターでした。 映像を作るにあたっては、このラニーちゃんの魅力を掘り下げる作品にできるといいなと考え、「た んじょうびやさんが迎えにくるまで、独りでどうしていたのだろう?」「家から連れ出されて、外の 世界がどう映っただろうか?」そういったぼく自身が持ったラニーちゃんへの興味をオリジナルの要 素として盛り込んだアニメーションとしてまとめてみました。 アニメーションを見た方々には是非ラニーちゃんを好きになってもらって、絵本を手に取って頂ける と嬉しいです!

タロアウト(原作者)コメント

「思い描いていた世界が、そのまま動き出した!」 制作途中の最初のアニメーションを観た時、そう思いました。 思い出深いのは、ナレーションの声をどうするかの打ち合わせです。絵本発だし、読み聞かせの お母さんみたいな声を私はぼんやりイメージしていました。しかし、「それぞれの存在や多様性 を肯定する作品だから、性別や役割にとらわれない声はどうか」という意見があがってきました。 この絵本は、「みんな」はもちろん「みんなからはみ出ていると感じているみんな」にも喜んで もらいたいという想いで描きました。声のエピソード一つをとってみても、監督やスタッフの皆 さんがそのことを深く理解し作ってくださったと感じます。
ぜひ楽しんで観てください!