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 『バースデイ・パーティ/天国の暴動』公開決定

ヴィム・ヴェンダース製作総指揮を務めたドキュメンタリー映画『Mutiny in Heaven: The Birthday Party(原題)』が、『バースデイ・パーティ/天国の暴動』の邦題で4月25日よりシネマート新宿ほかにて公開されることが決定した。

本作は、オーストラリアのシンガーソングライターで、作家、脚本家、画家、俳優としても知られるニック・ケイヴが70年代に人生で初めて組んだバンド、ボーイズ・ネクスト・ドア改めバースデイ・パーティの軌跡を追ったドキュメンタリー。

メンバーのミック・ハーヴェイが音楽監修を務め、『ベルリン・天使の詩』にニック・ケイヴがニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズとして、そしてミック・ハーヴェイとローランド・S・ハワードがクライム&ザ・シティ・ソリューションのメンバーとして出演するなど、バースデイ・パーティの面々の長年の友人であるヴェンダースが製作総指揮を務めている。

監督を務めたのは、国連からドキュメンタリー作品の制作を依頼される社会派映像作家として知られ、以前はオーストラリアにてバットホール・サーファーズほか多くのミュージシャンのポスターやアートワークを手掛けてきたイアン・ホワイト。ホワイトはバースデイ・パーティ最初期のメルボルンでのライヴを実際に目撃している。このドキュメンタリーは当初、2000年代にギターのローランド・S・ハワードがスタートさせたプロジェクトだったが、2009年にハワードが癌で他界、残されたメンバーとハワードの遺族からの依頼でプロジェクトを引き継いだホワイトが完成させた。それまで幾度もドキュメンタリー映画制作を打診され、そのすべてを断っていたバースデイ・パーティはハワードのプロジェクトを最も信頼できるホワイトに託した。

ボーイズ・ネクスト・ドア/バースデイ・パーティの6年間の軌跡をインタビューやライヴ映像はもちろん、無政府主義的な精神性、音楽の限界のみを追求した破滅的ライフスタイルがメンバー自身の言葉で綴られている。バンドの結成、メンバーの未公開プライベート映像、アニメーション・シーケンス、未公開ライヴ映像、そしてロック史の残るライブアクトをフィーチャー。バースデイ・パーティについて初めて正式に作られた、バンド公認の映画作品となった。

あわせて公開された日本版キービジュアルは、バースデイ・パーティの象徴的なスカルマークを使用した、バンドの壊滅的背景をも感じさせるデザインとなっている。

■公開情報
『バースデイ・パーティ/天国の暴動』
4月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次公開
出演:ニック・ケイヴ、ローランド・S・ハワード、ミック・ハーヴェイ、トレイシー・ピュー、フィル・カルヴァート
監督:イアン・ホワイト
製作総指揮:ヴィム・ヴェンダース
提供:キングレコード
配給:フリークスムービー
2023年/オーストラリア/98分/原題:Mutiny in Heaven: The Birthday Party
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公式サイト:THEBIRTHDAYPARTY.JP