映画

映画『オクス駅お化け』

物語

ナヨンは、駆出しウェブニュース記者としての使命感から、記事のバズらせ方に全力を注いでいました。彼女はボーイフレンドのウウォンを助手として雇い、アクセス数を稼ぐために地下鉄オクス駅での人身事故の記事を執筆することにしました。取材を進めていくうちに、被害者以外にも奇妙な目撃談が浮上しました。なんと、線路に子供がいたという証言があり、ある目撃者は謎の数字を連呼するという様子でした。事件の真相を追求するうちに、二人の周囲では次々と恐ろしい変死が起こり始めました。

映画『オクス駅お化け』は、地下鉄駅の地下道内で何かが忍び寄る様子を描き、静寂の中で見えない存在と向き合わなければならない恐怖を引き出す映像に仕上げられています。

この作品は、2011年にNAVERウェブトゥーンミステリー短編として発表され、当時1億を超える閲覧数と、平均9.84/10点という高評価を獲得した伝説的なホラーウェブ漫画です。9年の歳月を経て、Jホラーの巨匠である高橋洋氏が脚本を手掛け、『人形霊』など数々のKホラーを手掛けたチョン・ヨンギ監督が実写化を果たしました。

主演は、韓国で社会現象となったドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』で知られるキム・ボラさん。共演には、N.Flyingのドラマーとしても活躍し、日本テレビのドラマ『君と世界が終わる日に』でも注目を集めたキム・ジェヒョンさんが務めます。

韓国では4月に公開され、多くの大作映画の中で小規模ながらも初登場3位のヒットを記録しました。また、公開前から世界126カ国に販売されるなど、期待が高まっています。

以下は、関係者からのコメントです。

高橋洋(脚本) 『オクス駅お化け』

「オクス駅お化け」の脚本は、約5年前に執筆されました。当時はパク・クネ政権の末期でした。オクス駅はソウルの中心部に位置し、漢江にも近い実在の駅です。実際の駅名を勇気を持って使用して、ホラー映画を制作する姿勢に、日韓の感覚の違いに驚きながらも、うらやましさを感じました。また、地下深くにある廃駅も実際に案内されました。映画にも地下鉄の廃駅が登場しますが、それも実在のものです。私は列車恐怖症であり、脚本を執筆する間はとても怖く大変な経験でしたが、そうした苦労が映画を通じて伝われば嬉しいです。韓国映画らしい過激な展開が待っていますが、実は元ネタは日本で戦後間もなく起こった、ある恐ろしい事件です。

「オクス駅お化け」は、日本のホラー映画の巨匠である高橋洋さんとのコラボレーションによって製作されました。このほとんど前例のない日韓共同製作のホラー映画「オクス駅お化け」は、韓国と日本のホラー映画の特徴と長所を融合させ、日本の観客にも楽しんでいただける作品に仕上がったと思います。また、映画に登場する4桁の数字は、韓国で児童を対象とした犯罪事件の日付であり、忘れずに覚えておいてほしいという思いから、慎重に組み込みました。日本の皆様に映画を楽しんでいただき、その中に込められたメッセージにも少しでも意識を向けていただければ幸いです。

脚本:高橋洋、イ・ソヨン、白石晃士(脚本協力)
監督:チョン・ヨンギ
出演:キム・ボラ、キム・ジェヒョン、シン・ソユル 
2022年/韓国語/80分/スコープ/カラー/5.1ch/原題:옥수역귀신/PG12

日本公開:2023年10月6日(金)全国ロードショー!
配給:松竹ODS事業室
公式サイト
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